朝、いつものように目覚めたものの、ベッドから起き上がるのが億劫で、布団の中でしばらく現実逃避をしていました。
心の中に浮かぶのは不安と無力感、そして自己嫌悪。
それでも何とか自分を奮い立たせ、重い身体を引きずるようにして診察室へと向かいました。
診察室に入ると、優しい眼差しをした医師が待っていました。
彼の表情には、何度も見てきたであろう患者に対する理解と同情が滲み出ていました。
医師は丁寧に私の話を聞き、質問を投げかけてきました。
その一つ一つに答える度に、心の中で整理されていく感情がありました。
「最近、何に対しても興味を持てなくなってしまいました」と私は話しました。
「好きだった趣味にも手が伸びず、仕事もやる気が出ないんです。毎日がただ過ぎていくだけで、自分がどこに向かっているのかわからなくなってしまって…」
医師は静かにうなずきながら、私の言葉を受け止めてくれました。
そして、いくつかの質問を続けた後、彼は診断を下しました。
「うつ病の可能性が高いですね」と。
その言葉を聞いた瞬間、胸が締め付けられるような感覚に襲われました。
でも同時に、少しだけ安堵感も感じました。
自分が感じていた辛さや苦しみが、ただの怠けや意志の弱さではなく、病気として認められたことに対する安堵感でした。
診断を受けた後、医師は治療方法や今後のステップについて丁寧に説明してくれました。
薬物療法やカウンセリング、生活習慣の改善など、多岐にわたるアプローチが必要だと理解しました。
それでも、一歩一歩進んでいくしかないのだと自分に言い聞かせました。
診察が終わり、クリニックを出ると、外の空気が一層冷たく感じられました。
季節は春に向かっているはずなのに、私の心はまだ冬のままです。
それでも、今日の一歩が未来への一歩であることを信じて歩き出しました。
家に帰る途中、公園のベンチに腰掛けて、ぼんやりと空を見上げました。
灰色の雲が重く垂れ込め、まるで私の心の中を映し出しているようでした。
それでも、時折雲の切れ間から差し込む陽光が希望の象徴のように感じられました。
家に帰り着くと、再び重い現実が押し寄せてきました。
部屋の中は散らかり放題で、まるで私の心の中そのもののようでした。
それでも、少しずつ片付けを始めることにしました。
小さな一歩かもしれませんが、自分にできることから始めてみようと決意しました。
片付けをしていると、昔の写真が出てきました。
そこには笑顔で写る自分と友人たちの姿がありました。
その写真を見て、涙が溢れてきました。
あの頃の自分に戻りたい、あの笑顔を取り戻したいという思いが胸に込み上げてきました。
今日の診断は、私にとって新たなスタートラインです。
これからの道のりは決して平坦ではないでしょう。
でも、一人ではないことを心に留めて、少しずつ前に進んでいきたいと思います。
うつ病は克服することができると信じて、自分自身と向き合い、必要な支援を受けながら、未来に向かって歩んでいきます。
日記を読み返しながら、少しずつ心が軽くなっていくのを感じました。
言葉にすることで、自分の感情が整理され、明日への希望が生まれてくるような気がします。
これからも、自分の気持ちを大切にしながら、日々を過ごしていこうと思います。
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うつ病をより多くの皆様に知っていただけたらと思います。
#️⃣病気に負けないウルトラマンになった３歳児
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良かったら読んでいただけたらと思います
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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。これはボクのサブ。
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お仕事、無理はしないでくださいね。
私みたいになってからでは遅いです・・
なにもかも、嫌になってしまうと会社に言うも辛いんです。
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