今日は自分の顔つきが気になって仕方なかった。
鏡を見るたびに、そこに映る自分の顔がまるで他人のように感じる。
どこか遠いところにいるような、ぼんやりとした表情。
これがうつ病のせいなのか、ただの疲れなのか、判断がつかないが、どうやら今日は特に強く感じる。
朝起きた時から、なんとなく重たい気持ちが続いていた。
最近は、朝の目覚めが特に辛く感じることが多い。
起きるべきだと頭では理解しているのに、身体が言うことを聞かない。
ベッドから出ることすら大きな挑戦のように感じる。
何度もアラームを止めて、ようやく起き上がる頃にはすでに疲れ果てている。
顔を洗いに洗面所に行くと、鏡の中の自分が疲れ切った顔をしているのが見える。
目の下のクマは濃くなり、肌の色もくすんでいる。
目の輝きも失われ、ただただ無表情である。
これが自分の顔なのかと思うと、思わずため息が出た。
うつ病になってから、自分の顔つきが変わったことは自覚していた。
しかし、それがどれほど影響を及ぼしているのかは、他人と比べる機会がないため分からなかった。
外出することが少なくなり、人と接する機会も減った今、比較する対象がいない。
けれど、今日のようにふとした瞬間に鏡を見て、自分の変化に気づくと、心が重くなる。
午前中は何も手に付かず、ただただ時間が過ぎるのを待っていた。
何かをしようとしても、集中力が続かず、気が散ってしまう。
本を読もうとしても文字が頭に入ってこないし、テレビを見ても内容が全く理解できない。
結局、ソファに座ってぼんやりと天井を見つめる時間が続いた。
昼食もほとんど食べる気が起きなかった。
食欲がないわけではないが、食べるという行為そのものが億劫に感じる。
冷蔵庫にあるものを適当に口に運んで、終わらせる。
味も感じず、ただ口を動かしているだけのようだった。
午後になって、少しだけ外に出ることにした。
新鮮な空気を吸えば少しは気分が良くなるかもしれないと思ったからだ。
しかし、外に出た途端、人々の視線が気になり始めた。
自分の顔が他人からどう見られているのかを考えると、緊張してしまう。
実際には誰も私を特別視しているわけではないのだが、そう感じてしまうのが辛いところだ。
近所の公園を歩いていると、子供たちの笑い声が聞こえてきた。
その無邪気な声に一瞬心が癒されるが、すぐにまた重たい気持ちが戻ってくる。
自分もかつてはあのように無邪気に笑っていたのだろうか、と思うと、自分の現在の状況が悲しく感じる。
家に帰ると、再び鏡の前に立ってみた。
そこに映るのは、やはり疲れ切った顔だ。
無理やり笑顔を作ってみるが、すぐに元の無表情に戻ってしまう。
笑顔が自然に出てくることがなくなって久しい。
かつては何気なく笑っていたのに、今ではそれすらも難しい。
夜になって、ようやく少しだけ心が落ち着いてきた。
これを書いている今、自分の顔つきについて再び考えている。
うつ病による顔つきの変化は避けられないものなのかもしれない。
しかし、それを受け入れて生きていくことが大切なのだろう。
自分自身を責めるのではなく、少しずつ前向きに考えることが必要だ。
今日の日記を通じて、自分の気持ちを整理することができた気がする。
うつ病と向き合うのは決して簡単なことではないが、自分自身を大切にしながら、少しずつ前に進んでいこうと思う。
明日もまた鏡の中の自分と向き合いながら、一日を過ごしていくつもりだ。
明日は少しでも自分の顔つきが柔らかくなるように、心から笑える瞬間が訪れることを願っている。
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