朝、目を覚ましたとき、まだ暗闇の中にいるような感覚がありました。
目の前にあるのはぼやけた天井。それを見つめていると、自分がどこにいるのか、そしてなぜここにいるのかすら分からなくなる瞬間があります。
布団の中は温かいけれど、同時にそこは私の牢獄でもある。
外に出ることができない、出たくない、でも、このままではいけないという声が頭の中でこだまします。
時計を見ると、もう昼近く。朝食は食べていません。
何かを食べる気力もありません。
台所まで行くのが一つの大きな壁で、冷蔵庫を開けることがまるで重労働のように感じられます。
それでも何かを食べなければいけないと思い、ゆっくりと体を動かし始めます。
パンを一枚取って、トースターに入れる。
ただそれだけのことなのに、全てのエネルギーを使い果たしたような気持ちになります。
パンを食べながら、「今日一日何をしようか」と考えます。
でもその考えが浮かぶたびに、胸が締め付けられるような感覚が襲ってきます。
「何をするべきなのか」「本当に何かができるのか」「そもそも何かをして何になるのか」。考えれば考えるほど、答えのない問いに絡め取られていく自分がいます。
結局、テレビをつけて画面をぼんやり眺める。
それが唯一できること。
午後はさらに重くなる時間です。
身体がだるくなり、目を閉じたくなります。
でも眠れるわけではありません。
ただ横になり、何もせずに辛い時間が過ぎるのを待つ。
まるで無限に続く灰色の時間の中に閉じ込められたような感覚。
その中でふと、涙があふれ出ることがあります。理由は分かりません。
ただ、心の中に積もり積もった何かが溢れてくるのです。
夕方、スマホを見ると、友人や家族からのメッセージがいくつか届いていました。
でも返信する気力が湧きません。
「元気?」という簡単な問いにも答えられない。
彼らを心配させたくないけれど、今の自分を説明するのも難しい。
だからそのまま放置してしまう。
そしてまた自己嫌悪のループに入る。
「こんな自分はダメだ」「ちゃんと返事をしなきゃいけないのに」。
でも、その「いけない」という思いがさらに重荷になる。
夜、少しだけ空腹を感じて、何かを食べることを試みます。
でも食事を準備することも、一口を口に運ぶことも、すべてが苦痛に感じられます。
結局、少し食べてまた布団に戻ります。
眠りたいのに眠れない、明日が来ることが怖い。
そんな気持ちが頭を巡るまま、夜が更けていきます。
重いうつ病の日々は、こうして過ぎていく。
同じように見える日々の中で、自分は何をしているのか、何のためにここにいるのかと自問する。
時々、小さな光が見える気がするけれど、それもまたすぐに消えてしまう。
でも、こうして言葉にすることで、少しだけ自分を外に出せたような気がします。
明日はもう少しだけ、光が見える一日であればいいなと願いながら、今日を終えます。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
↑今回もクリック応援お願いできませんか。
生きる励みになります。
よろしくお願いいたします。
うつ病をより多くの皆様に知っていただけたらと思います。
#️⃣生きた記録病気怪獣と戦うウルトラマンになった3歳児
小児がん末期の記録公開
良かったら読んでいただけたらと思います
少しでも生きる力をみいだせれば幸いです
https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
広告
水をもっと飲みなさいとのことなので、いつも手元に置いて飲めるように
これを使ってる。ストローでもどちらでも飲めるのがいいな。
めっちゃ勉強になって感動した。
うつで疲れやすくて読んでみました。
すごくいい本に出会えた。