今日もまた、朝がやってきた。けれども、目が覚めるたびに胸の奥から湧き上がる重苦しい感覚に、また一日を始める力を奪われる。
布団の中で目を閉じたまま、何度も「もう少しだけ」と自分に言い聞かせて時間をやり過ごす。
時計を見ると、予定していた時間はとうに過ぎているのに、それでも起き上がれない自分が情けなく感じてしまう。
何もしていないのに、ただ存在しているだけで疲れる。
体が重いというより、心そのものが鉛のように沈んでいる。
周囲の人たちは、きっと「もう少し頑張れば」と思っているのかもしれないけど、この状態にいると「頑張る」という言葉がどれほど酷なものかを実感する。
頑張りたくても、そもそものエネルギーが枯渇しているのだ。
今日の午前中は、何もできなかった。
簡単な家事や身の回りの整理さえも、あまりに高いハードルに思える。
自分の中で「これをしなくては」と考えるたびに、できない自分を責める声が聞こえてくる。「なんでこんな簡単なこともできないの?」という自責の念が、何度も何度も頭の中を駆け巡る。
その声から逃れるために、ただ横になっていた。
午後になって、少しだけエネルギーが戻った気がしたので、好きな音楽を聴いてみた。
耳元から流れるメロディーは一瞬の慰めを与えてくれるけれど、それ以上に深い孤独感が押し寄せてくる。
昔は、この曲を聴くと元気になれたはずなのに、今はその記憶が逆に苦しい。
元気だった頃の自分が遠すぎて、まるで別人のように感じる。
夕方になると、やっと少しだけ食事をする気になれた。
でも、食べ物を口に運ぶ動作ひとつがやけに億劫だ。
食欲もなく、ただ「何かを食べなくては」という義務感だけが支えてくれる。
料理の匂いも味も、以前のように楽しめなくなった。
食べ終わるころには、またいつもの疲労感に包まれる。
夜になると、一日の終わりを迎える安堵感と同時に、明日もまた同じ苦しみが待っているのではないかという恐怖が襲ってくる。
ベッドに横たわると、今度は頭の中が騒がしくなる。
過去の失敗や未来への不安が次々と頭をよぎり、眠るどころではない。
それでも、少しでも心を静めようと、深呼吸を繰り返しながら、ただこの瞬間を乗り切ることだけを考える。
こうして、今日という日もまた過ぎていった。
何もできなかった、いや、何も「する気になれなかった」自分を責めてしまうけれど、もしかしたら、ただ生き延びること自体が今日の精一杯だったのかもしれない。
少なくとも、今この瞬間もこうして存在している。
それだけでも十分だと、自分に言い聞かせてみる。
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小児がん末期の記録公開
良かったら読んでいただけたらと思います
少しでも生きる力をみいだせれば幸いです
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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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これを使ってる。ストローでもどちらでも飲めるのがいいな。
めっちゃ勉強になって感動した。
うつで疲れやすくて読んでみました。
すごくいい本に出会えた。