今日も朝が来た。それだけで胸が苦しい。
この世界での生活にもう何の希望も見いだせず、朝日が昇るたびに「また1日が始まってしまった」と感じる。
布団の中で目を開けることすら抵抗を感じる。
それでも時間が過ぎ、外が明るくなるにつれて、「何かをしなければならない」という焦燥感が募っていく。
それがまた重く、私を布団に押し付ける。
何とか起き上がったのは昼を過ぎたころだった。
体が鉛のように重く、顔を洗うのさえ億劫だった。
鏡に映る自分の顔を見ても、そこに映っているのは生気のない虚ろな目。
いつからこんなに自分を嫌いになってしまったのだろうか。
かつては笑顔があったはずなのに、今ではその面影さえ思い出せない。
昼食を取る気力もなく、ただ水を飲んで、またソファに横たわる。
SNSを開くと、友人たちが楽しそうにしている写真や投稿が流れてくる。
誰かと比べてはいけない、というのは分かっているのに、どうしても自分が置いていかれたような感覚に苛まれる。
皆が前に進んでいるのに、自分だけがこの場所で立ち止まり、何もできずにいるような気がしてしまう。
午後には少しだけ散歩をしてみようと思った。
外に出るのは勇気がいることだったが、家の中に閉じこもっていると、ますます自分の殻に閉じ込められてしまう気がして怖くなる。
歩きながら空を見上げると、少しだけ雲の切れ間から青空が見えた。
その瞬間だけは、ほんの少し気分が軽くなった気がする。
でも、それもすぐに消えてしまう。
外の世界は美しいはずなのに、自分の中にそれを受け入れる余裕が全くない。
帰宅後、何かをしなければと思いつつも、結局何も手につかず、ただ時間が過ぎていく。
何もしていない自分を責める気持ちと、何かをする力が湧かない現実の間で葛藤する。
そのうち頭の中がぐるぐるしてきて、自分の存在そのものが無意味に思えてくる。
このままでいいのか、この先どうすればいいのか、考えれば考えるほど答えが出ず、ただ苦しさだけが増していく。
夜になり、眠る時間が近づいても、気持ちが落ち着くことはない。
ベッドに入って目を閉じても、今日できなかったことや、過去の失敗が次々に頭に浮かんでくる。
眠りにつくのが怖い。
明日もまた同じような1日が待っていると思うと、気力が尽きてしまう。
この状態がいつまで続くのか、それとも永遠に抜け出せないのか、考えるたびに不安が押し寄せる。
それでも、今日の中で唯一感じたのは、外で見た一瞬の青空。
その一瞬だけでも「美しい」と感じた自分がいたことに、ほんの少しだけ救われた気がする。この感情を少しずつ増やしていける日が来るのだろうか。
そんな希望を、ほんの少しだけ胸に抱いて、眠りにつこうと思う。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
↑今回もクリック応援お願いできませんか。
生きる励みになります。
よろしくお願いいたします。
うつ病をより多くの皆様に知っていただけたらと思います。
#️⃣生きた記録病気怪獣と戦うウルトラマンになった3歳児
小児がん末期の記録公開
良かったら読んでいただけたらと思います
少しでも生きる力をみいだせれば幸いです
https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
広告