今朝も目が覚めた時、重たい体をなんとか起こそうとするけれど、どうしても布団から出られない。
胸の中にある鈍い痛みと虚無感が、身体をがんじがらめにしているみたいだ。
涙が流れそうな気配はある。
でも、目をこすっても、何度まばたきをしても、涙は出てこない。
泣きたいのに泣けないこの感覚は、本当に苦しい。
心の中には何か大きな塊があるのに、それをどうすることもできない。
感情がうまく表に出てきてくれないのだ。
最近、泣くことができたのはいつだっただろう。
記憶を辿ってみるけれど、思い出せない。
子どもの頃は、悲しいことがあったら自然と涙が溢れてきた。
友達と喧嘩したり、欲しいおもちゃが買ってもらえなかったり、そんな些細なことで大泣きしていたはずだ。
それが大人になるにつれて、泣くこと自体が減っていった。
そして今、うつ病を抱えている私は、泣くことすらできなくなっている。
悲しさや苦しさは確かに感じている。
でも、それを涙で表現する術を失ってしまった。
心が乾いてしまったような、そんな感覚だ。
病院の先生にこのことを話してみた。
「泣けないのは、感情を表現するエネルギーが足りないからかもしれませんね」と言われた。その言葉に少し救われた気がした。
泣けない自分を責める必要はないのかもしれない。
それでも、やはり泣けたほうが少しは楽になれる気がしてならない。
泣くことには、浄化作用があると聞いたことがある。
涙を流すことで、心の中に溜まった負の感情を外に出すことができるらしい。
もしそれが本当なら、私はその浄化を切実に必要としている。
だけど、どうしても涙が出てこない。
何かが心の奥底で固く結ばれていて、その結び目が解けない感じだ。
泣くことを諦めて、代わりに日記を書くようにしている。
今日もこうして、自分の感情を文字にすることで、少しでも楽になろうと試みている。
文字にすると、自分の気持ちが少しだけ整理される気がする。
言葉にできなかったモヤモヤが、形を持つことで少し軽くなる。
泣けない日々が続いているけれど、それでも私は生きている。
そして、この文章を書いている。
これだけでも、少し前の自分から見れば大きな進歩かもしれない。
誰かにこの文章を読んでもらえるなら、同じように泣けない苦しさを抱える人に、「ひとりじゃない」と伝えられたら嬉しい。
泣けない自分を責めるのではなく、泣ける日が来るまで自分を受け入れる。
それが今の私にできる、唯一のことかもしれない。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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うつ病をより多くの皆様に知っていただけたらと思います。
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良かったら読んでいただけたらと思います
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https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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