今日は、朝目を覚ました瞬間からどこか不安定な感覚に包まれていた。
目覚めたはずなのに、体が鉛のように重い。
頭の中が霧に覆われたようで、思考が鈍く、何を考えようとしてもぼんやりとしてしまう。
この状態が続く日は、何をするのも困難だと経験上わかっているが、それでも何かしなければという焦りが心を支配する。
まず、朝食をとろうと冷蔵庫を開けた。
卵やパン、ヨーグルトがあるのを見て、どれを食べるべきか考えようとした。
しかし、その選択さえも頭の中でまとまらず、気づけば数分間冷蔵庫の前で立ち尽くしていた。
結局、何も選べず、冷たい水を一杯飲んでソファに座った。
「たかが朝食なのに」と自分を責める声が心の中で響く。
この小さな判断の積み重ねが、今の自分にはとても大きな負担だ。
次に、今日やるべきことを考えようとしたが、何から始めれば良いのかが分からない。
頭の中では、「洗濯をしなきゃ」「メールに返信しなきゃ」「買い物にも行かなきゃ」とタスクがしなくてもいいのに、ぐるぐると回っている。
それでも、それらを整理して優先順位をつけることもできない。
結果として、どのタスクにも手をつけられず、ただ時間だけが過ぎていく。
時計を見るたびに焦りが増していくが、体が動かない。
まるで見えない鎖で縛られているかのようだ。
午後になって外出する必要があったが、何を着ていくか決めるのにも時間がかかった。
クローゼットを開けて服を見ても、どれを選べばいいのか迷ってしまう。
「これじゃ派手すぎるかな」「こっちは地味すぎるかも」と、どの選択肢も正解に思えない。結局、最初に目に入った服を手に取り、着てみる。
着てからも「これでいいのか」と何度も自問してしまう。
普通なら一瞬で終わる判断が、今日はどうしてこんなに難しいのだろう。
外に出てみても、何かを決めるたびに同じような迷いがついて回る。
スーパーに行って買い物をしようとしても、何を買うべきか決められない。
リストを作っていったのに、その場で「本当にこれが必要なのか」と考え始めてしまい、結局リスト通りに買えなかったものもある。
レジに並びながら、「もっと効率よくできたはずなのに」と自分を責める気持ちが込み上げてくる。
帰宅後、メールを返信しようとパソコンを開いたが、ここでもまた判断の壁にぶつかった。
どんな言葉で始めるべきか、どの順番で書くべきかが分からず、何度も書き直す。
最終的には、返信しないままパソコンを閉じてしまった。
このままでは相手に迷惑をかけてしまうのに、それでも何も進められない自分が情けなくなる。
こうした一つ一つの迷いや判断の遅れが、自分をどんどん追い詰めている気がする。
普段なら何も考えずにできることが、今日はどれも困難に感じられる。
これが「判断能力の低下」というものなのだろうか。
頭では、これはうつの症状であって自分のせいではないと分かっている。
だけど、感情はそれを理解してくれない。
自分を責める気持ちと、それをやめようとする理性がぶつかり合っているような感覚だ。
夕方、少しだけ心を落ち着けるために深呼吸をしてみた。
「今日は完璧じゃなくてもいい」「何もできなくても、それでいい」と自分に言い聞かせてみる。
そう思えた瞬間、少しだけ肩の力が抜けた気がした。
何もできない日があっても、それは悪いことではないと自分を受け入れる努力をしてみようと思う。
これを書きながら、少しだけ自分の中のモヤモヤが整理された気がする。
書くことで、自分の気持ちや状態を少しでも客観的に見つめ直せたのかもしれない。
うつがひどい日は、こうして自分をいたわる時間を作ることが大切なのかもしれない。
明日は今日より少しでも楽に過ごせることを願いながら、今日は早めに休もうと思う。
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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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