朝、目が覚めた瞬間から、身体が鉛のように重かった。
布団の中で目を開けることさえもつらい。
時計を見るとすでに10時を過ぎていたけれど、「起きなければ」と思う気力が湧かない。
ただそのまま、天井をぼんやりと見つめていた。
少しでも動こうと思い、スマホに手を伸ばしてSNSを開いたけれど、他人の投稿を見ていると胸が締め付けられるような感覚になった。
自分だけが取り残されているような気持ち、何かを成し遂げるどころか日常生活さえままならない自分が情けなく思える。
でも同時に、「他の人と自分を比べてはいけない」という声も頭の片隅で聞こえる。
それでも、心はその声に耳を傾けようとしない。
昼過ぎになって、少しだけ身体を起こしてみた。
冷たい空気が肌に触れると、少しだけ目が覚めた気がした。
簡単な食事を取ろうとキッチンに向かったけれど、何を食べたいのかわからない。
結局、インスタントスープをお湯で溶いて、それだけを食べた。
味もよくわからず、ただ機械的に口に運んだだけだった。
午後、少しでも気分転換になるかと思い、短い散歩に出かけることにした。
冬の冷たい風が頬を刺すけれど、それが逆に頭を少しだけクリアにしてくれる気がする。
道端の小さな花や、風に揺れる木々を眺めながら歩いていると、一瞬だけ心が軽くなった気がした。
でも、帰宅した瞬間、またあの重たい感覚が戻ってきた。
今日は本を読もうと決めていたけれど、ページを開いても文字が頭に入ってこない。
集中できない自分に苛立ち、またソファに沈み込んでしまった。
結局、何も進まないまま日が暮れてしまった。
夜になり、ふと「このままでいいのだろうか」と自分を責める気持ちが押し寄せてきた。
でも、こういう日もあるのだと自分に言い聞かせるしかない。
うつ病は波のようなものだと聞いたことがある。
今はその波に飲み込まれている時期だけれど、いつか穏やかな日が訪れると信じたい。
こうして日記を書くことで、自分の気持ちを少しだけ吐き出せた気がする。
明日も今日と同じような一日かもしれない。
でも、こうやって少しずつ、前に進めたらいいなと思う。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
↑今回もクリック応援お願いできませんか。
生きる励みになります。
よろしくお願いいたします。
うつ病をより多くの皆様に知っていただけたらと思います。
#️⃣生きた記録病気怪獣と戦うウルトラマンになった3歳児
小児がん末期の記録公開
良かったら読んでいただけたらと思います
少しでも生きる力をみいだせれば幸いです
https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
広告