うつ病は地獄だ。この一言に尽きる。
朝起きることができない。
いや、正確には目を覚ますことはできるのだが、起き上がることができない。
布団の中にいると、何かに押さえつけられているような重さを感じる。
まるで全身に鉛をまとっているかのような感覚だ。
起きなくてはならない、動かなくてはならないと頭では分かっているのに、身体が言うことを聞かない。
そして、その状態が続くことで「自分はダメな人間だ」という思考に支配される。
朝が来るのが怖い。
夜になれば、少しは落ち着くかと思いきや、今度は眠ることができない。
頭の中で無限ループするネガティブな思考が、まるで亡霊のように私を責め続ける。
「お前は役立たずだ」「お前なんかいないほうがいい」「なぜ生きているのか」……そんな言葉が脳内でこだまする。
どんなに疲れていても、どんなに横になっても、眠りは訪れない。
そして気づけば朝になり、また新しい絶望が始まる。
この地獄のような日々を何年も続けていると、自分が人間であるという感覚すら薄れてくる。
何も感じない。
何も楽しくない。
何を食べても味がしないし、何を見ても心が動かない。
大好きだった音楽も、映画も、ゲームも、すべてがただの「情報」として脳を通過していくだけだ。
感情が死んでしまったような感覚。
自分が空っぽになってしまったような感覚。
人と話すのが怖い。何を言われても、心が反応しない。
誰かが優しい言葉をかけてくれても、「そんなの嘘だ」「どうせお世辞だ」としか思えない。
そして、逆に少しでも批判されると、まるで自分の存在すべてを否定されたような気持ちになり、何日も引きずる。誰にも会いたくない、誰とも話したくない。
だけど、一人でいるのも怖い。
孤独に押しつぶされそうになる。
どうすればいいのか分からない。
ただ、毎日が苦しいだけだ。
外に出ることもできない。
人混みの中にいると、まるで自分が世界から取り残されているような気持ちになる。
周りの人たちは、皆それぞれの人生を生きている。
仕事に向かい、友人と笑い合い、恋人と手をつなぎ、家族と食事をする。
そんな「普通のこと」が、私にはできない。
かつてはできていたことが、今はもうできない。
そう思うと、胸が締め付けられる。
うつ病になったきっかけは何だったのか、もう覚えていない。
ただ、気づいたらこの状態になっていた。
最初は「ただの疲れ」だと思っていた。
少し休めば元に戻るはずだと信じていた。
けれど、どれだけ休んでも良くならなかった。
むしろ、時間が経つごとに悪化していくばかりだった。
「頑張れ」と言われることが一番つらい。
頑張れないから苦しんでいるのに、「頑張れ」と言われると、自分の弱さを責められているように感じる。
「甘えだ」と言われることもある。
「そんなの気持ちの問題だ」「気合でどうにかなる」「みんな頑張っているんだから、お前も頑張れ」と。
そんな言葉を聞くたびに、「ああ、自分は理解されないんだな」と絶望する。
うつ病は、ただの怠けや気の持ちようでどうにかなるものではない。
心の病気なのだ。
けれど、それを理解してもらえないことが多い。
薬も飲んでいる。
医者にも通っている。
でも、良くならない。
少し良くなったかと思えば、またすぐに奈落の底に引きずり込まれる。
この繰り返しだ。
まるで出口のない迷路の中を、ただひたすら歩き続けているような気分だ。
何のために生きているのか分からない。
未来が見えない。希望がない。
それでも、こうして今日も生きている。
地獄のような苦しみの中で、それでも何とか息をしている。
こんなに苦しいなら、もう終わりにしたいと思うこともある。
それでも、どこかで「生きなければならない」と思ってしまう。
なぜなのか分からない。ただ、今日もまた日記を書いている。
それだけが、今の私の証なのかもしれない。
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うつ病をより多くの皆様に知っていただけたらと思います。
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良かったら読んでいただけたらと思います
少しでも生きる力をみいだせれば幸いです
https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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