朝が来るのが怖い。
目が覚めた瞬間、全身が重く、心臓が嫌な音を立てる。
まるで、鋭い刃が体の内側から削っているかのようだ。
夢の中ですら逃げ場がなく、眠ることさえ安らぎではない。
今日もまた生き延びるだけの一日が始まる。
ベッドから出るのに、どれほどの時間がかかるのだろうか。
時計の針が音もなく進んでいくのがわかる。
まるで自分が時間の流れに取り残されているような気分になる。
頭の中には、「起きなければならない」「何もしなくてはならない」という声が響く。
でも体は動かない。
何かをする気力なんて、もうとっくに底を尽きている。
それでもなんとか起き上がり、洗面所に向かう。
鏡の中の自分を見つめると、そこには生気のない目をした誰かが立っている。
自分自身のはずなのに、他人のように感じる。
こんな姿を誰かに見られたくない。
だから、外に出ることすら怖い。
何をするにも億劫だ。
食事をとるのも面倒で、昨日の残り物を無理やり口に押し込む。
味なんてしない。
ただ生きるためだけに、胃に何かを入れているだけ。
食べ終わった後は、またベッドに戻る。
何もしなくても疲れる。
何かをする気力もないのに、何もしないことに罪悪感を覚える。
この無限ループから抜け出せる日は来るのだろうか。
ふとスマホを開いてみると、SNSには楽しそうな投稿が溢れている。
友人たちは仕事を頑張り、恋愛を楽しみ、旅行に行き、充実した日々を過ごしている。
彼らの人生はこんなにも輝いているのに、どうして自分は何もできないのだろう。
比べても仕方がないと分かっているのに、劣等感と無力感が襲ってくる。
外に出るのも怖い。
誰かと会うのも怖い。
人と話せば「最近どう?」と聞かれる。
それにどう答えればいいのだろう。
「元気だよ」と嘘をつくのは疲れるし、「うつで何もできない」と正直に話せば、相手を困らせてしまう。
だから、結局は誰とも会わず、家に閉じこもるしかない。
夜になると、罪悪感と自己嫌悪がさらに強くなる。
「今日も何もできなかった」「また無駄に一日を過ごしてしまった」そんな思いが頭を支配する。
眠ろうとしても、心はざわざわと落ち着かず、嫌な記憶や後悔が次々と浮かんでくる。
過去の失敗、言わなければよかった言葉、やらなければよかったこと……。
すべてが頭の中でリピートされ、眠ることすら許されない。
結局、深夜になってようやく眠りに落ちる。
でも、またすぐに朝が来る。
また同じ地獄のような一日が始まる。
これが、いつまで続くのだろう。
終わりが見えない暗闇の中で、ただ息をしているだけの日々。
そんな毎日を、今日もまた繰り返す。
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良かったら読んでいただけたらと思います
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https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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