うつ病と診断されて
私は数年前にうつ病と診断された。
それまでも気分の浮き沈みが激しく、生きることに対して漠然とした不安を感じることはあったが、
「ただの怠け癖だろう」「誰でも落ち込むことはある」と自分に言い聞かせ、なんとかやり過ごしていた。
しかし、ある日突然、何もかもが嫌になり、朝起きることすらできなくなった。
会社へ行こうとするものの、身体が鉛のように重く、頭の中は「無理だ」「動けない」「もう終わりだ」という考えでいっぱいだった。
その日は欠勤の連絡を入れ、そのままベッドに倒れ込んだ。
次の日も、その次の日も、起き上がれなかった。
食欲もなく、テレビやスマホを見る気力すらない。
ただひたすら天井を見つめ、時間が過ぎていくのを感じるだけだった。
さすがにこれはおかしいと思い、ようやく心療内科を受診することにした。
医師に症状を伝えると、「うつ病ですね」と淡々と告げられた。
その瞬間、驚きよりも「やっぱりそうか」という納得の気持ちの方が強かった。
そして、同時に「もうダメだ」という絶望感にも襲われた。
治療の始まり
医師は、休養が必要だと言った。
薬を処方され、しばらく仕事を休むことになった。
しかし、休めば楽になるかと思いきや、逆に「休んでいる自分は怠け者ではないか」「社会から取り残されているのではないか」と、罪悪感に苛まれた。
薬の効果が出るまでには時間がかかると言われたが、すぐに良くなることを期待してしまっていた。
けれど、現実は甘くなかった。
副作用で眠気や倦怠感が強くなり、かえって動けなくなることもあった。
周囲の人たちは「ゆっくり休んでね」と言ってくれるが、その言葉すら心に響かない。
むしろ、「自分は怠けている」と感じてしまい、どんどん自己嫌悪が募っていった。
希望の光
それでも、少しずつ変化は訪れた。
ある日、ほんのわずかに「外の空気を吸いたい」と思えた。
久しぶりにベランダに出ると、冷たい風が頬を撫で、遠くの空が広がっていた。
その瞬間、「ああ、生きていてもいいのかもしれない」と、ふと思えた。
たったそれだけのことなのに、涙が溢れた。
それから、無理のない範囲で「できること」を増やしていった。
朝、カーテンを開ける。
好きだった音楽を小さな音で流してみる。
少しずつ、少しずつ、「生きている」という実感を取り戻すために。
まだ続く闘い
うつ病はすぐには治らない。
気分が落ち込む日があるし、「何のために生きているんだろう」と考えてしまうこともある。
それでも、少しずつ前に進めたらいいと思う。
「今日も生きることができた」
それだけで十分だと思える日が、少しでも増えていくことを願って。
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#️⃣生きた記録病気怪獣と戦うウルトラマンになった3歳児
小児がん末期の記録公開
良かったら読んでいただけたらと思います
少しでも生きる力をみいだせれば幸いです
https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
うつの時ってひとりではどうにもならないよね