今日も朝から気分が重かった。というより、昨夜の時点で「明日が来るのが嫌だ」と思っていた。
目覚めた瞬間に感じるこの憂鬱さは、もう何年も続いている。
目を開けることさえ億劫で、布団の中でしばらく身動きが取れなかった。
時計を見るともう10時を過ぎていた。
本当はもっと早く起きようと思っていたのに、体が動かない。
まるで鉛のように重く、心の中では「起きなきゃ」と思っているのに、指一本動かすのも辛い。
このまままた眠ってしまえば、何も考えなくて済むかもしれない。
でも、それでは一日が何もないまま終わってしまう……そう思うと、なんとか起き上がらなければと思った。
やっとのことで布団から出たものの、次の難関は朝の支度だった。
顔を洗うのも、歯を磨くのも、とにかく何をするのにもエネルギーが要る。
普通の人なら当たり前にできることが、私にとってはものすごく高いハードルのように感じる。
鏡を見ると、目の下にはクマができていて、肌もくすんでいる。
自分の顔を見ていると、「生きてる意味ってなんだろう」とふと考えてしまう。
でも、考えたところで答えは出ない。
ただ、今日もなんとか生きている。それだけで精一杯だ。
朝食を食べようと思ったが、食欲がない。
食べなければと思っても、喉を通らない。冷蔵庫を開けてみるが、何を見ても食べる気にならない。
結局、無理やりヨーグルトだけ口にした。
本当はもっとしっかり食べなければいけないんだろうけど、食べることすら億劫なのだから仕方ない。
昼過ぎになっても、気分は晴れない。
部屋の中は散らかっているのに、片付ける気力が湧かない。
やらなきゃいけないことは頭の中にたくさんあるのに、何一つ手をつけられない。
こうして時間だけが過ぎていく。
何もできない自分が情けなくなって、涙が出そうになる。
でも、泣いたところで何も変わらない。
むしろ、泣くことすら面倒に感じる。
午後は何とか外に出ようと思ったが、やはり無理だった。
玄関のドアを開けることができない。
人の目が怖い。
外に出ると、元気そうな人たちが楽しそうにしているのを見るのが辛い。
みんな普通に働いて、笑って、話して……私はどうしてこんなに何もできないんだろう。
そんなことを考えているうちに、また動けなくなってしまった。
結局、今日も一日を無駄にしてしまったように思う。
でも、本当に「無駄」なのだろうか？
何もしなくても、ただ生きているだけで十分なのではないか？
そう思おうとしても、自分を責める気持ちは消えない。
「もっと頑張らなきゃ」「このままではダメだ」そう思えば思うほど、苦しくなってしまう。
夜になり、何とか夕食をとった。
簡単なものだけど、食べることができたのは少しだけ前進なのかもしれない。
明日は今日より少しでも楽になれるだろうか？
それともまた、同じような一日が続くのだろうか？
未来を考えると不安でいっぱいになる。
だから、せめて今日は今日で終わりにしよう。
今はただ、今日を乗り越えた自分を少しでも認めてあげたい。
お疲れさま、自分。
今日も生きていてくれてありがとう。
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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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うつの時ってひとりではどうにもならないよね
