朝、目が覚めたのは7時だった。
でも、起き上がるまでに1時間以上かかった。
布団の中で天井を見つめながら、「今日もまた始まってしまった」と思った。
なにかが始まるというより、「耐える一日がまた来た」と感じるのが正しい。
身体が重くて、まるで鉛の毛布に包まれているようだった。
頭の中はモヤモヤしていて、考えもまとまらない。
目覚めた瞬間から「生きていたくない」と思ってしまうことが、もう当たり前になってしまっている。
リビングに行くと、窓の外は曇り空。
天気と自分の心がリンクしているみたいで、妙にしっくりきた。
晴れの日ですら気分が晴れないのに、曇りの日は本当に心が押し潰される。
コーヒーをいれて、無理にでも朝食を食べようと思ったけど、食欲が湧かない。
パンを一口かじって、あとはコーヒーで流し込んだだけ。
それだけのことに、ものすごくエネルギーを使った気がした。
SNSを開いてみた。
友達は仕事のこと、家族のこと、楽しそうな旅行の写真を投稿していた。
見たくないけど、見てしまう。
みんなが前に進んでいるのに、自分だけが時間の流れに置いていかれている気がする。
焦り、嫉妬、自己嫌悪。負の感情がいっぺんに押し寄せてきて、スマホを閉じた。
何もする気が起きない。
でも、何もしない自分を責めてしまう。
部屋は散らかっていて、洗濯物も溜まっている。
やらなきゃいけないことは山ほどあるのに、身体がまったく言うことを聞いてくれない。
ソファに沈み込んで、ただ時間が過ぎるのを待つようにして、午前中は終わってしまった。
午後になって、少し散歩に出てみようかと思った。
外に出るだけでも、少しは気がまぎれるかもしれない。
でも、着替えて、靴を履いて、外に出るというその一連の動作が、とてつもなくハードルが高い。
何度も「やっぱりやめよう」と思った。
でも、今日はなんとか玄関を出ることができた。
近所の公園まで歩いて、ベンチに座った。
子どもたちの笑い声が遠くから聞こえてきて、なんだか自分とは別の世界の話のように感じた。
心が疲れきっている。
けれど、身体はそれを理解してくれない。
疲れているのに眠れない。
眠っても途中で目が覚めてしまう。
睡眠が唯一の逃げ場だったのに、それすらうまくできない日が増えている。
薬を飲んでも、効果があるのかどうか分からない。
主治医には「焦らず、少しずつ」と言われるけれど、「少しずつ」があまりにも遠く感じる。どこまで行けば回復なのか、そのゴールが見えないのが一番つらい。
夜になって、また一人きりの時間がやってくる。
テレビをつけても、YouTubeを流しても、心はどこか遠くにいる。
ふと、「明日もまたこんな一日が繰り返されるのか」と思ったら、涙が出てきた。
涙にはもう慣れているけれど、涙を流すたびに、「こんな自分を誰が受け入れてくれるだろう」と不安になる。
でも、それでも、こうして日記を書いている自分がいる。
少なくとも、自分の感情を見つめようとしている自分が、ここにいる。
誰にも見せるつもりはなかったけれど、書くことで少しだけ、心が軽くなる気がするから。
今日も、生き延びた。
それだけで、今は充分なのかな。
誰かに褒められなくても、自分で自分に「よくやった」と言ってあげたいな。
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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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うつの時ってひとりではどうにもならないよね
私は大変だったんだ