目覚ましが鳴る。
朝の薬も飲まなくちゃ。
だけど、身体はまるで鉛のように重く、起き上がることができない。
布団の中に埋もれながら、もう一度目を閉じる。
何もかもがどうでもいい。
朝が来ることすら苦痛だ。
起きても、生きても、何も変わらない。
何もよくならない。
今日もまた、何もしないまま終わる日なのだろう。
うつ病と診断されたのは数年前のこと。
それ以前から、ずっと心の中は曇り空だった。
でも、「頑張らなきゃ」「もっと努力しなきゃ」「甘えてるだけだ」そう自分に言い聞かせて、無理をして生きてきた。
けれど、ある日限界がきた。
ある朝、会社に行こうとしてドアの前で崩れ落ちた。
動けなくなった。
ただ、泣きじゃくるしかなかった。
それが、地獄の始まりだった。
周囲の人は言う。
「ゆっくり休めば治るよ」「気分転換すればいいじゃん」「運動したら元気出るって」。
誰もが簡単なことのように言う。
でも、そんなものじゃない。
うつという病は、理屈ではない。
体が動かない。思考が止まる。
食欲も、性欲も、喜びも、怒りも、すべてが麻痺していく。
生きているのに、死んでいるような感覚。
心が抜け殻になる。
病院にも行った。
薬も飲んだ。
カウンセリングも受けた。
でも、すぐによくなるものではない。
薬の副作用で眠れなくなったり、逆にずっと寝続けたり。感情が平坦になり、「生きてる感覚」が遠のいていった。
それでも飲み続けるしかない。
希望を信じろ、と言われる。
でも、信じる力すら残っていない。
「働かなくていいんだよ」と言われても、心は苦しむ。
社会のレールから外れた自分。
役に立っていない自分。
周囲に迷惑をかけているという罪悪感。
存在しているだけで申し訳なくなる。
誰にも頼れない。
何を話しても理解されない気がする。
気を遣わせるだけだと感じてしまい、誰とも話したくなくなる。
日記でも書けば少しは楽になるかもしれない。
そう思って、この文章を書き始めた。
でも、本音を書くのは怖い。
自分の闇を見つめることになるから。だけどもう、隠すのにも疲れた。
笑うのも、強がるのも、もう無理なんだ。
正直に言うと、何度も死にたいと思った。
消えてしまえたらどれだけ楽だろうと思った。
苦しみから解放されるなら、それが最善の方法のように思えたこともある。
けれど、実行には移せなかった。
怖いからじゃない。
残された人のことを考えてしまうからだ。
家族、友人、わずかに繋がっている人たち。
その人たちをもっと悲しませてしまうことが怖かった。
だから、今日もギリギリで生きている。
「生きてるだけで偉いよ」そう言われても、実感はない。
でも、たまに本当に心の底から優しい言葉をかけてくれる人がいると、涙が出る。
こんな自分でも、見捨てずにそばにいてくれる人がいる。
その存在が、かすかな光になる。
明日もまた、この地獄のような日々が続くのだろう。
でも、それでもいい。
今日は死なずに済んだ。
それだけで、よしとしよう。
きっといつか、ほんの少しでも「生きていてよかった」と思える日が来ると信じて。
それまでは、ただ、呼吸を続ける。
それだけでも、地獄の中では十分に闘っていることだよね。
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#️⃣生きた記録病気怪獣と戦うウルトラマンになった3歳児
小児がん末期の記録公開
良かったら読んでいただけたらと思います
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https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
うつの時ってひとりではどうにもならないよね
私は大変だったんだ