今日は朝から曇っていた。
カーテン越しの光もどんよりとしていて、時間の感覚がまるでない。
目を覚ましても、起き上がる理由が見つからない。
時計を見ればすでに10時を過ぎていたけれど、それすらどうでもよく思えた。
布団の中はぬくもりだけがあって、それだけが私をこの世界につなぎとめてくれているような気がした。
何もしていないのに疲れている。
頭も体も鉛のように重い。
スマホを手に取ってSNSを開いたけれど、誰かの幸せそうな投稿が目に入るだけで、心がずんと沈む。
誰かが楽しそうに笑っている姿が、まるで自分の惨めさを突きつけてくるように感じられて、そっとアプリを閉じた。
「なんで自分はこうなんだろう」と思い始めると、止まらない。
昨日も何もできなかった。今日も、たぶん同じだろう。
部屋は散らかっている。
食器も洗えていない。
食事もろくに取れていない。
でも、できない。
少しでも自分でやろうと思っても、体が動かない。
やらなきゃいけないのに、できない自分を責めて、また一段と落ち込む。
このループから抜け出す方法なんて、もうとっくに見失ってしまった。
昼過ぎ、ようやく重い体を起こして、冷蔵庫の中を見た。
でも何も食べたいと思えない。
食欲がないというより、「食べることに意味を感じない」というほうが近いかもしれない。
結局、昨日のコンビニおにぎりの残りを半分だけ口にした。
味なんてしなかった。
ただ咀嚼して、飲み込むという作業をこなしただけ。
午後はただ天井を見つめていた。
考え事をしていたわけでもない。
ただ、思考が止まっていた。
時間が過ぎていくのが怖い。
でも、止まってしまうのも怖い。
生きていること自体が、怖いと思う時がある。
何か大きな穴に落ちていくような感覚。
誰にも見つけてもらえない場所で、独りでずっと落ちている。
叫んでも声は届かない。
助けてほしいけど、助けを求める言葉も見つからない。
それでも夜になると、なぜか焦りが湧いてくる。
「今日も何もできなかった」と、自分を責める声が頭の中で響く。
部屋の静けさが、それをより一層大きく感じさせる。
電気をつける気力もなくて、薄暗いままの部屋でずっと横たわっていた。
テレビもつけていない。
音が怖い。
音があると、自分が生きていることを突きつけられる気がして、苦しくなる。
薬はちゃんと飲んだ。
でも、効いている実感はほとんどない。
主治医には「すぐに効果が出るものじゃない」と言われているけれど、それでもこの苦しさに意味があるのかと思ってしまう。
病院の予約も来週だ。
また同じことを話して、また同じ薬をもらって帰ってくるだけなのかと考えると、行く意味を疑いたくなる。
夜が深くなるにつれて、不安が強くなる。
理由のない焦燥感。取り残されているような感覚。
誰も私のことなんて覚えていない。
必要とされていない。そう思うと、涙が勝手に流れてきた。
泣く理由もよくわからない。
ただ、心が痛い。
何もしていないのに、ずっと何かに傷つけられている気がする。
でも、不思議と「死にたい」とまでは思わなかった。
ただ、「いなくなりたい」とは思った。
少しだけ、この世界からそっと消えて、誰にも気づかれずに、ただ空気のようにどこかへ行きたい。
それくらい、心が疲れていた。
明日は今日より少しだけマシであってほしい。
それだけが、今の私の唯一の願いだ。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
↑今回もクリック応援お願いできませんか。
生きる励みになります。
よろしくお願いいたします。
うつ病をより多くの皆様に知っていただけたらと思います。
下段よりシェアしていただけたら嬉しいです。
#️⃣生きた記録病気怪獣と戦うウルトラマンになった3歳児
小児がん末期の記録公開
良かったら読んでいただけたらと思います
少しでも生きる力をみいだせれば幸いです
https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
広告
私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
うつの時ってひとりではどうにもならないよね
私は大変だったんだ