今日も朝は重たい体と心で目を覚ました。
いや、「目を覚ました」といっても、正確には目を閉じたまま布団の中で、何時間も眠れずにいたような感覚だった。
眠っていたのか、起きていたのか、それすら曖昧なまま、ただ時間だけが過ぎていく。
時計を見たらもう昼前だった。
それでも布団から出ることができなかった。
うつ病の症状が一番強く出るのは、やっぱり朝。起きた瞬間から、世界に対して絶望感がじわじわと広がってくる。
何もしていないのに、もうすべてに疲れきっている。
これからまた今日という1日を生きないといけない、そのこと自体が、重たすぎる罰のように感じられる。
お腹空いてるけど食欲がない。
けれど何も食べなければもっと体が動かなくなるのはわかってる。
冷蔵庫を開ける気力もなく、結局、昨日と同じようにパンをかじってコーヒーを流し込んだ。なぜか味なんてしない。
栄養なんてものは、今の自分にはあまりにも遠い言葉だ。
SNSを開いたら、友達が桜の写真を投稿していた。
「春が来て、気持ちが明るくなってきた」と書いてあった。
それを見て、なんともいえない虚しさと悲しさが押し寄せてきた。
春が来ても、私の心はまだ冬の中にいる。
ずっと、冷たい雪の中に閉じ込められているような感覚が続いている。
世間は動いている。
花は咲き、人は笑い、恋をして、未来に向かって歩いていく。
でも私は、ここから一歩も動けないまま時間だけが過ぎていく。
午後になって、少しでも気分を変えたくて、ベランダに出てみた。
太陽の光がまぶしくて、少しだけ気持ちが和らいだ気がした。
でも、それもほんの一瞬だった。数分もしないうちに「何してるんだろう」という気持ちが押し寄せて、また部屋に戻ってしまった。
自分の心が、自分の敵のように感じる。
以前は本を読んだり、音楽を聴いたりすることが好きだった。
けれど今は、ページをめくる気力も、音を聴く集中力もない。
好きだったことが何一つ、楽しめなくなった。それが何よりも悲しい。
自分がどんどん「自分」じゃなくなっていくような気がする。
空っぽで、無表情で、ただ存在しているだけの何か。
そんなふうに感じる。
「こんな自分は生きていて意味があるのだろうか」と、今日も思ってしまった。
ダメだってわかっている。
でも、気持ちはそう簡単にコントロールできるものじゃない。
「生きたい」と思うより先に、「消えたい」という思いが浮かんでしまう。
死にたいわけじゃない。
ただ、今このつらさから解放されたいだけ。
誰にも迷惑をかけずに、ふっと消えることができたら、どれだけ楽だろうって。
夕方、ようやく少しだけ起き上がって、簡単な日記を書いた。
今書いているこの日記も、その一部だ。
誰に読まれるわけでもないけれど、自分の気持ちを文字にすることで、少しでも心が軽くなる気がして、書いている。
書くこともつらいけれど、書かずにいると、自分の存在がどこにもないように感じるから。
夜はさらにつらい時間がやってくる。
日が落ちて暗くなると、自分の中の闇がもっと深くなる気がする。
人の声も聞こえない、街のざわめきもなくなるその時間、心の中にぽっかりと穴があいて、すべての不安や後悔が押し寄せてくる。
「明日もまた同じような一日が待っている」と思うと、どうしていいかわからなくなる。
それでも、こうして今日もなんとか生きている。
呼吸して、ごく簡単なことをこなして、一文字ずつでも思いを綴っている。
それだけで、きっと充分なことなのだと、どこかで信じたい。
「大丈夫じゃなくてもいい。
何もできなくてもいい。とにかく、生きていればいい。」
そう自分に何度も言い聞かせながら、今日という日を終えようと思う。
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#️⃣生きた記録病気怪獣と戦うウルトラマンになった3歳児
小児がん末期の記録公開
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https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
うつの時ってひとりではどうにもならないよね
私は大変だったんだ