
今日もまた、朝が来た。
太陽が昇るだけで苦しい。
昨日眠れなかったせいで、目覚めた瞬間から全身が鉛のように重く、心は冷たい海の底に沈んでいる。
目を開けたくもない。
呼吸することすら、面倒だし、億劫だ。
布団の中で丸まったまま、天井を見上げて何時間も過ごした。
何もしていないはずなのに、もう疲れている。
スマホが鳴る。通知がたくさん来ていた。
未読のメッセージ、返していないLINE、放置したままのメール。全部見なかったことにした。読む元気も、返すエネルギーもない。
誰かの期待に応えるなんて、今の自分には無理だ。
それどころか、画面を見るだけで動悸がする。
心の奥で、誰かに責められている気がする。
「どうして返さないの?」
「何してるの?」
「怠けてるだけでしょ?」
そんな声が、幻聴のように響いてくる。
体を起こすのに、1時間以上かかった。
キッチンに行っても何も食べる気がしない。
お腹は空いているはずなのに、何も食べたくない。
胃のあたりがずっと重く、気持ち悪い。
今日もまた、水だけ飲んでやり過ごす。
風呂に入っていない。
最後に入ったのは…3日前かもしれない。
頭はベタついているし、体もかゆい。
でもシャワーを浴びるという行為すら、今の自分には難易度が高すぎる。
立っていられない。
服を脱ぐだけでエネルギーを使い果たしてしまいそうだ。
こんなことで人間って壊れるんだな、って思う。
生きるという当たり前の営みが、こんなにも困難になるなんて、昔の自分は想像もしなかった。
テレビをつけた。
バラエティ番組が騒がしくて、すぐ消した。
楽しそうな人たちを見ると、心がズタズタになる。
なんで自分だけ、こんなに苦しいのか。
何もかもがうまくいかない。
他人と比べるのは良くないとわかっているけど、比べてしまう。
そして、自分の人生がどれだけ失敗しているかを再確認して、さらに落ち込む。
やらなきゃいけないことが山ほどある。
役所に出す書類、病院の予約、家の掃除、洗濯、友人への連絡。
でも、どれひとつ手がつけられない。
頭の中で「やらなきゃ」と何度もリピートされるのに、体はまったく動かない。
無力感、罪悪感、自責の念が、波のように押し寄せてきて、呼吸が浅くなる。
「ダメなやつだ」
「何もできない」
「こんな自分、生きている価値ない」
そんな言葉が、ぐるぐると頭の中でこだましている。
午後、なんとかパソコンを開いた。
何かをしなきゃ、と思って。
だけど何もできなかった。
文字が目に入ってこない。
文章を読んでも理解できない。
何かを書こうとしても、頭が真っ白になる。
前はもっと簡単にできたことが、今はまるで別の人間のように思える。
自分の脳が壊れてしまったんじゃないかと本気で思う。
夕方になって、部屋の中がだんだん暗くなってきた。
でも電気をつける気にもなれない。
窓の外を見ても、風景はただ灰色にくすんでいるだけで、何の感情も湧かない。
今日は誰とも話していない。
声を出していない。
もしかしたら、明日も同じかもしれない。
誰にも必要とされていない感覚が、じわじわと心を蝕んでいく。
夜になって、ようやくシャワーだけ浴びた。
お湯に打たれながら、泣いた。
何に対して泣いているのか、わからなかった。
ただ、涙が出てきて止まらなかった。
人間って、こんなに苦しさを抱えて生きていけるものなのか。
生きているって、なんて過酷なんだろう。
死にたいとは思わなかった。
ただ、消えてしまいたかった。
何も感じず、何も考えず、静かに存在をやめられたらどれだけ楽だろう。
それでも、こうして日記を書いている自分がいる。
それが救いなのかもしれない。
誰かに見てもらいたい、なんて気持ちはない。
ただ、この苦しみを記録しておかないと、自分が存在している証すらなくなってしまいそうだから。
明日もまた地獄かもしれないけれど、今はとりあえず、布団の中に逃げ込む。
それしか、今の自分にできることはない。
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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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うつの時ってひとりではどうにもならないよね
私は大変だったんだ
