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KIZUNA  うつ病だけど もう少し 生きてみます。

障害2級 重度のうつ病日記 長男と家族の闘病余命宣告

今日もうつ病地獄  647

今日もうつ病地獄 ― 街に出る日 ―

久しぶりに外に出る決心をした。

 

それは大きな用事があったわけではない。

冷蔵庫の中に何もないことに気づいたからだ。

 

空腹というより、「このまま何も食べずにいると倒れるな」と頭が判断しただけで、体はまるで動きたがっていない。

 

服を着替え、顔を洗い、財布を鞄に入れる――それだけのことが、信じられないほどの労力を要する。

 

玄関のドアを開けるのが、すでにひとつの試練だ。

外の空気は少し生ぬるく、季節の移り変わりを感じさせた。

 

けれど、心は動かない。

通りには人がいて、子どもが笑い、大人が忙しそうに歩いている。

 

その流れの中に自分の居場所がないと感じる。

まるで世界の色から取り残された存在のようだ。

 

コンビニに入ると、明るい照明とポップな音楽が耳を打つ。

眩しすぎる。

 

店員の「いらっしゃいませ」が胸に刺さる。

自分に向けて言われているわけじゃないと分かっていても、それを受け取る準備ができていない。

 

どこかに身を隠したくなるような、そんな居心地の悪さが全身を包む。

棚の前で立ち尽くす。

 

何を買うべきか、頭が回らない。おにぎりひとつを選ぶのに、何分かかっただろう。

後ろから誰かが来た気配がして、焦って手に取る。

 

レジに向かうと、順番を待つ時間すら苦痛になる。

呼吸が浅くなり、手のひらにじっとりと汗をかいているのが分かる。

 

会計を済ませて店を出ると、ぐったりと疲れている自分がいる。

まるで何時間も働いたかのような消耗感。

 

買ったものを持って帰る足取りは重く、家までの道がやたらと遠く感じられる。

途中、公園のベンチに座る。

 

老夫婦が散歩していた。

近くで学生たちが笑っている。

 

そんな光景は本来、穏やかな日常のはずなのに、自分には痛みしか伴わない。

「なんで自分は、普通にそれを感じられないのだろう」と自責が始まる。

 

人を羨む気持ちと、自分を責める気持ちがぐるぐると渦を巻く。

帰宅すると、どっと崩れ落ちるように床に座り込んでしまう。

 

たった数十分外に出ただけで、もう体も心も限界だ。

冷蔵庫に食料を入れる余力もなく、買ったおにぎりも袋に入ったまま。

 

誰にも見られていないのに、「何もできない自分」を見下すような目が、どこかにあるような気がする。

 

SNSを開くと、他人の幸せが洪水のように押し寄せてくる。

笑顔の写真、旅行先の風景、成功体験の投稿。

 

それらすべてが、自分の価値をどんどん削っていく。

誰かの幸せが、自分の無力さを際立たせる。

 

だからと言って、嫉妬でもない。

ただ「自分には縁のない世界なんだ」と、深く実感するだけ。

 

夕方になっても、電気をつける気力が湧かない。

薄暗い部屋の中、布団にくるまって動けなくなる。

 

「外に出てえらいね」と誰かが言ってくれたとしても、自分では全くそう思えない。

むしろ、「こんなことで疲れている自分はダメだ」と責めてしまう。

 

夕食は結局、おにぎりを無理やり口に押し込むようにして済ませた。

味はしなかった。

 

ただ、「食べた」という事実だけが、今日の成果だ。胃が重たくなる感じすら、自分が「まだ生きている」ことを証明する唯一の感覚のようにも思える。

 

夜、布団に入って目を閉じても、眠気は訪れない。

頭の中には、今日のすべてがスローモーションで再生される。

 

外に出たこと、店で感じた恐怖、人の目、比べてしまったこと、何もできなかった自分……すべてが、心の中に残っている。

 

まるで、終わらない責任のリストのように。

「これがずっと続くのか」と思うと、胸が締めつけられるような絶望感に包まれる。

 

明日もまた、何かをしなければならない。

でも、今日と同じようにうまくいかないことが分かっている。

 

わかっているから、余計につらい。

希望というものがどこにも見えない。

 

それでも、朝はまた来るのだろう。

来てしまうのだろう。

 

今日という一日がどれだけ苦しくても、明日は止まってはくれない。

 

だから、せめて願うしかない。

 

明日は、今日よりほんの少しだけでも、ましであってほしいと。

 

 

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うつの時ってひとりではどうにもならないよね

私は大変だったんだ