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KIZUNA  うつ病だけど もう少し 生きてみます。

障害2級 重度のうつ病日記 長男と家族の闘病余命宣告

今日は少し楽だったよ  651

今日もうつ病地獄から、今日は少し楽な波がきた

目が覚めたとき、まず感じたのは「あれ、今日は少しだけ、重さがないかもしれない」という微かな違和感だった。

 

ここ何ヶ月も、いや何年もかもしれない。

朝起きることは地獄の針のようだった。

 

布団の中で目覚めた瞬間から、鉛のような思考、重力が増したような身体、心の奥から染み出す「生きていたくない」という呪詛。

 

それらが、一日を始める前にすべてを終わらせていた。

でも、今日は違った。

 

それがどうしてなのかは分からない。

薬が効いたのかもしれないし、気圧の変化かもしれない。

 

あるいは、単なる神経の偶然的な誤作動かもしれない。

理由は分からないけれど、「ほんの少しだけ、何かが違う」感覚があった。

 

それは、決して「元気」とか「やる気」ではない。

そんなポジティブなものではないけれど、少なくとも「地獄の針」が今日は少しだけ鈍っていた。

 

この感じは、経験したことのある人間にしか分からないかもしれない。

うつ病の渦中にある人間にとって、「少し楽」というだけで、それは奇跡に等しい。

 

まるで、深海の底に何ヶ月も沈んでいて、突然、少しだけ浮上して水面に近づいたような。

光の筋が見えるかどうかは分からないけれど、「何かが少し違う」。

 

それだけで、涙が出そうになるのだ。

朝、洗顔をする気になった。歯も磨いた。

 

シャワーを浴びることができた。

些細なことかもしれないが、これらはここ最近、毎日できていたわけではない。

 

時には数日間、体を洗えないこともあったし、口の中の不快感さえも感じないくらい無感情な日もあった。

 

だけど今日は、「やってみようか」と思えた。それだけで、今日は「勝ち」だった。

午前中、窓の外を眺めた。

 

空が青かった。

雲が流れていた。

 

街路樹が風に揺れていた。

これらも、数日前なら目に入っていなかったはずだ。

 

うつ病は世界をグレースケールにする。

色を奪い、音を鈍らせ、感覚を鈍らせる。

 

でも今日は少しだけ、世界に色が戻っていた。

鳥の声が耳に入ったとき、自分でも驚いた。

 

「ああ、音が聞こえる」と思った。

普通の感覚を、ひとつひとつ思い出すように。

 

正午には、少しだけ食事もできた。

最近は食欲もまったくなく、何を口に入れても味がしなかった。

 

噛むことさえ面倒で、飲み込むことにさえ恐怖を感じていた日々。

けれど今日は、温かいスープをゆっくりと飲めた。

 

胃が痛くならなかった。心が「これを受け入れてもいい」と言っていた。

そんな些細な体験が、どれだけ貴重か、他人には分からないかもしれないけれど、自分にとっては「生き返った」ような瞬間だった。

 

午後は横になっていた。

けれどそれは、「絶望で動けない横たわり」ではなく、「少し疲れたから休もう」という自然なものだった。

 

これも、数ヶ月ぶりの感覚だ。

罪悪感もなかった。

 

自分を責めなかった。

「今日は少しマシだから、体をいたわってもいい」と、心が少しだけ優しかった。

 

夜になって、ふと日記を開いた。

久しぶりだった。

 

今日も書くの辛いかな、と思いながら開いたけれど、こうして「今日は少し楽だった」と書けた。

それだけで、自分にとっては意味のある1ページだった。

 

つらかった昨日、一昨日、一週間前の黒いページたちに、今日は一つだけ色がついたような気がした。

 

うつ病は、容赦なく波をぶつけてくる。

地獄のような日が続く。

 

明日もまた、沈むかもしれない。

今日のこの「楽な波」が永遠に続くなんて、そんな甘い幻想は持っていない。

 

だけど、それでもいいと思える。

なぜなら、今日というこの1日、「ほんの少し楽だった日」が確かに存在したからだ。

 

そしてそれは、未来の自分がまた完全に沈んだときに、「かつてこういう日もあった」と思い出すための灯火になる。

 

完全に真っ暗闇ではない。

遠くに小さな光がある。

 

そのことを、今日という日が証明してくれた。

 

どうか、この光がまた訪れますように。

 

いや、たとえもう訪れなくても、今日のこの感覚は、たしかに「生きていた証」だった。

 

 

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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。

 

ひとりではどうにもならない時あるよね

私は大変だったんだ