うつ地獄の毎日
朝が来るたびに、絶望が襲ってくる。
目を覚ましたくなかった。
夢の中では何も感じずに済んだのに、目を開けた瞬間、重たい現実がのしかかってくる。
「今日もまた、生きてしまった」。
それが一日の始まりだった。
起き上がることができない。
体が鉛のように重く、まるで地中深くに沈み込んでいくようだった。
ベッドの中で横になったまま、天井を見つめる。
何も考えたくないのに、頭の中はぐちゃぐちゃと不快な雑音で満ちていた。
「お前はダメだ」「生きている意味がない」「誰もお前なんか必要としていない」。
そんな声が、エコーのように延々とリピートされている。
スマホには誰からの連絡もない。
いや、あっても返せない。
心が動かない。
返事をする気力も、言葉を選ぶ余裕もない。
友達付き合いはとっくに途絶えていた。
誰かに会うのが怖かった。
人と話すのが億劫だった。
作り笑いが限界だった。
だから、自分からすべてを切った。
そして今、完全に孤独になった。
シャワーを浴びることすらできない日が増えた。
食事もろくに取れない。
冷蔵庫の中には、賞味期限の切れた食品がそのまま残っている。
食べる気力がなく、台所に立つことすら面倒で、何日も何も食べない日が続くこともあった。体重はどんどん減っていったけれど、それすらもどうでもよかった。
むしろ、自然に死に近づいている気がして、少し安堵すら感じていた。
薬は飲んでいる。
もちろん医者にも通っている。けれど、どこか虚しい。何度話しても、同じアドバイスしか返ってこない。
「無理せず、できることを少しずつ」「ゆっくり治していきましょう」。
それは正しいことなのかもしれない。
でも、私はその「少しずつ」を始める気力すらない。
何もしたくない。
何もできない。
何も感じない。
世界がモノクロに見える。
希望も楽しさも、未来も、すべて失われた感覚。
家の中にいても、外にいても、生きづらさは消えない。
家にいれば自責の念に苛まれ、外に出れば人の視線が怖くなる。
人混みの中にいると、自分だけが透明人間になったような気がする。
誰も私の存在に気づかない。
私がここにいる意味はあるのだろうか? このまま、誰にも気づかれずに消えてしまっても、何も変わらないのではないか?
何度も死にたいと思った。
消えたいと思った。
死ぬ方法を検索しては、そのまま画面を閉じて、また何もせずに一日が終わる。
本当に死にたいのか、本当は生きたいのか、自分でもわからなくなる。
ただ、今のこの状態が永遠に続くくらいなら、死んだほうが楽だと思う。
でも、死ぬ勇気もない。
生きる気力もない。地獄だ。
生き地獄だ。
夜になると、また同じような苦しみが始まる。
何もしないまま日が暮れたことに罪悪感を抱き、何も変わらない自分に絶望する。
そしてまた、朝が来るのが怖くなる。
眠りたい。
でも眠れない。
眠ったらまた朝が来るから。
眠らなければ体が限界になるから、いっそ倒れて死ねたらいいのにと思う。
私は、ただ存在しているだけの存在になった。
呼吸をしているだけ。
何もしていない。
何もできない。
こんな自分を誰が受け入れてくれるだろう?
家族には心配をかけたくないから、元気なふりをする。
でももう限界だ。
仮面は重い。
演技を続けるほどの体力も、心の余裕も残っていない。
うつは「甘え」ではない。
こんな状態で、どうやって「頑張れ」と言えるのか?
「気持ちの持ちよう」ではどうにもならない。
心が壊れるというのは、こういうことなのだと、自分がなってみて初めてわかった。
希望なんて、もうない。
でも、それでもなぜか今日も生きている。
理由はわからない。
ただ、死ねなかったから生きているだけだ。
それでも、この文章を書いている間だけは、ほんの少しだけ気が紛れた気がする。
誰かにこの苦しみが伝われば、ほんのわずかでも、自分の存在が何かの意味を持てる気がする。
うつ地獄の毎日は、変わらない。
でも、どこかに出口があると信じたい。
信じることすらできない日もあるけれど、
それでも、生きている限り、ほんのわずかでも希望のかけらが残っているかもしれないから。
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https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
ひとりではどうにもならない時あるよね
私は大変だったんだ