うつ病ブログ:地獄の日々
朝が来るのが怖い。
夜が来るのも怖い。
眠りたいのに眠れない。
眠りたくないのに眠ってしまう。
目が覚めると、そこには現実がある。
重たい現実。逃げられない。終わりのない苦しみ。
うつ病と診断されたのは数年前。けれど、気がつけばもっと前から地獄は始まっていた気がする。
心が折れる音がしたわけでもなく、突然涙があふれるようになったわけでもない。
ただ、少しずつ、少しずつ、生きる感覚が抜け落ちていった。
まるで、体のどこかから命の液体が漏れ出していくような感じ。
気づいたときには、もう元に戻れない場所まで来ていた。
「普通のふり」が一番つらい
誰にも気づかれたくなかった。
弱っていると思われたくなかった。
だから、職場でも、友人の前でも、「普通の人」を演じた。
笑顔を貼りつけ、冗談に笑い、淡々と仕事をこなした。
だけど、心はずっと叫んでいた。
「助けて」「もう限界」「誰か気づいて」
だけど誰も気づかない。
いや、気づいていても「大丈夫そう」と判断されるだけ。
演技がうまくなりすぎて、逆に誰にも届かなくなっていた。
そんな自分にますます絶望した。
演技を続けながら、心の中では毎日、自分を責めていた。
「なんでこんなに弱いんだろう」
「みんな普通に生きてるのに、自分はなんでこんなにも辛いんだろう」
「もう終わりにしたい」
死にたい。
毎日のように「死にたい」と思った。頭の中で、何度もシミュレーションした。
電車に飛び込むこと。高い場所から飛び降りること。
大量の薬を飲むこと。でもどれも怖かった。
怖いというより「失敗したらどうしよう」という不安の方が強かった。
そして、家族の顔が浮かぶ。
親の顔、友人の顔、昔の恋人の顔。
誰にも迷惑をかけたくなかった。
だから死ねなかった。死ねないことがまた苦しかった。
「死ぬ勇気すらないなんて、自分は本当にダメな人間だ」と、自分をさらに責めた。
生きることもできない。死ぬこともできない。
中途半端に存在しているだけの自分。
どこにも居場所がないように感じた。
医者も薬も、すべてが無力に思えた
病院に行けば、優しそうな精神科医がいる。
ちゃんと話を聞いてくれる。
でも、その日だけ。薬を出されて、「次は2週間後に来てください」と言われる。
出された薬を飲んでも、すぐに効果があるわけじゃない。
副作用だけが先にやってきて、眠気とだるさに苦しんだ。
薬が効いてくるまでに時間がかかるとわかっていても、その時間が耐えられなかった。
今日この瞬間が地獄なのに、「2週間様子を見ましょう」は残酷すぎる言葉だった。
何度も病院を変えた。でも結果は同じだった。
医者を責めるつもりはない。
ただ、「この苦しみをわかってくれる人は誰もいない」と感じるだけだった。
孤独は、うつを深める毒だ
誰かと会話するのが怖くなった。
LINEも、メールも、SNSも、すべてが煩わしかった。
返信しなきゃと思うのに、できない。
その罪悪感でますます自分が嫌いになる。
連絡が来ることも怖くなり、スマホを触らなくなった。
誰とも繋がらないことで、自分を守ろうとした。
でも、本当は誰かに助けてほしかった。
本音を言えば、「気にしてくれてありがとう」と言いたかった。
「ただそばにいてくれるだけでいい」と叫びたかった。
でも、そんなことを言えるわけがない。
みっともない。重い。面倒くさいと思われる。
そうやって、自分を封じ込めてしまった。
結局、誰にも頼れないまま、孤独という暗闇に沈んでいった。
小さな光は、ほんの一瞬
ある日、ふとしたことで少しだけ心が軽くなることがある。
たとえば、猫の動画を見たとき。
たとえば、通りすがりの子どもの笑顔を見たとき。
たとえば、昔の友人からふと届いた「元気?」の一言。
ほんの一瞬だけ、「まだ生きていてもいいのかな」と思える。
でも、その光はすぐに消える。
また暗闇に戻る。
でも、確かにその瞬間は存在していた。
だから、完全に絶望しきれない自分がいる。
それがまた、苦しい。
今も、地獄の途中にいる
うつ病は「良くなった」と思っても、すぐにぶり返す。
数日元気に動けたと思ったら、次の日には布団から出られない。
ジェットコースターのように感情が上下し、振り回される。
自分ですら、自分がどうなるか分からない。
未来に希望なんて持てない。
でも、それでも今日、こうしてこのブログを書いている。
それは、「同じように苦しんでいる誰か」に届いてほしいと思ったから。
この地獄は、自分だけのものじゃない。
誰にも言えない痛みを抱えている人が、どこかにいる。
その人が、たった一人でも「わかる」と思ってくれたら、それだけで救われる気がする。
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良かったら読んでいただけたらと思います
少しでも生きる力をみいだせれば幸いです
https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
ひとりではどうにもならない時あるよね
私は大変だったんだ