うつ病ブログ：地獄の日々
「今日もまた、朝が来てしまった。」
目覚まし時計の音すら聞こえないほど、心は遠く沈んでいた。
目を開けるだけでもひどく疲れる。
起き上がることができない。
布団の中で、息をするだけの存在になっていた。
うつ病と診断されてから、もう何年経ったのか、よく覚えていない。
最初はただの「疲れ」だと思っていた。
少し休めば治るだろうと、たかをくくっていた。
仕事のストレス、人間関係の摩耗、未来への不安。
それらが少しずつ、確実に、心を蝕んでいった。
ある朝、会社に行こうとして玄関で足が止まった。
「無理だ」と全身が叫んでいた。
そのまま床に座り込み、涙が止まらなくなった。
そこから地獄の始まりだった。
社会からの断絶
うつ病になると、まず社会とのつながりが消えていく。
職場を休職し、やがて退職。
友人との連絡も途絶える。
LINEの通知が鳴ることはなくなり、スマホを見ることさえ苦痛になった。
誰にも会いたくない、でも誰かに助けてほしい。
矛盾する思いが、胸の中でぐるぐると回っていた。
一番つらかったのは「怠けている」と見なされることだった。
外から見れば、ただ家にいるだけの人間。
何も生産せず、何の役にも立たない存在。
親戚からの「働かないの？」「甘えてるんじゃないの？」という言葉が、心に杭のように突き刺さる。
違うんだ。
本当に、できないんだ。
何をどうすれば元に戻れるのか、わからないんだ。
戻る場所すら、もうないのかもしれない。
孤独と自己否定
誰とも話さない日が何日も続いた。
テレビをつけても、笑い声が遠く感じられる。
SNSを見ると、他人の幸せばかりが目に入ってくる。
みんな普通に生きている。自分だけが取り残されている。
まるで世界から忘れられたかのような孤独。
「生きている意味って、何だろう？」
そんな問いが、毎日、脳内をよぎる。
過去の失敗や後悔が次々に頭を占領してくる。
あの時ああしていれば、なぜあんなことを言ったのか。
自分を責め続け、許せなくなる。鏡を見るのが嫌になる。
生きていること自体が罪のように感じる。
夜になると、不安が増す。
真っ暗な部屋で目を開けていると、胸の奥がずっと重い。
何もしていないのに、全身がひどく疲れている。
眠ろうとしても、寝付けない。
ようやく眠れても、悪夢ばかりを見る。
朝起きると、また絶望が襲ってくる。
薬と通院、そして少しの希望
心療内科に通い始めたのは、地獄の底でわずかに残っていた「助かりたい」という気持ちからだった。
薬をもらい、少しずつ生活リズムを整える。
カウンセリングでは涙ばかりが出た。
それでも、話を聞いてくれる人がいるという事実だけで、救われる瞬間があった。
効果が出るのに時間はかかった。
焦りと不安は常にあった。
でも、ある日ふと、「空がきれいだ」と思えた瞬間があった。
何ヶ月も感じられなかった感情。
たったそれだけで、生きていてよかったと思えた。
回復には波がある。
良くなったと思っても、また落ちる。
だからこそ、「今日一日を生きること」だけを考えるようにした。
未来のことは考えすぎない。
昨日の後悔にも囚われない。
ただ、今この瞬間をなんとかやり過ごす。
同じ地獄にいるあなたへ
もし、これを読んでいるあなたが、同じように地獄の中にいるなら、伝えたい。
「あなたはひとりじゃない。」
うつ病は本当に苦しい。
他人にはわからない痛みがある。
だけど、少しずつ、少しずつでも前に進めば、いつか光が見える日がくるかもしれない。
泣いても、怒っても、休んでも、何もできなくても、それでも生きているあなたは偉い。
何も生産しなくていい。
生きるだけで、十分なんだ。
追記
地獄の日々は今も続いている。
でも、ブログを書くことで、自分の気持ちを整理できるようになった気がする。
誰かの「わかるよ」の一言が、何度も私を救ってくれた。
もしよければ、あなたの気持ちも聞かせてください。
この地獄を、一緒に乗り越えていけたらと思っています。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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うつ病をより多くの皆様に知っていただけたらと思います。
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良かったら読んでいただけたらと思います
少しでも生きる力をみいだせれば幸いです
https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
ひとりではどうにもならない時あるよね
私は大変だったんだ
