うつに飲み込まれたまま生きている
目が覚めるたび、「ああ、また朝が来てしまった」と思う。
何も始まっていないのに、すでに疲れている。
布団の中でまどろみながら、今日こそは起きようと思うけれど、体が一ミリも動かない。
起きる理由もない。
行く場所もない。
会いたい人もいない。
SNSを開けば、友人たちが当たり前のように仕事をして、恋をして、家族を築いて、旅行に出かけている。
家族のためにも「私もがんばらなきゃ」なんて思わない。
ただ、彼らが別世界の住人に思えて、そっとアプリを閉じる。
私の世界はモノクロで、彼らの世界はフルカラーだ。
かつての私は、笑っていた。
未来に期待もしていたし、自分の存在にもそれなりに意味があると思っていた。
でも今は、自分がこの地球に存在していることさえ、申し訳なく思う。
病院で医師に「どうですか?」と聞かれても、答える気力がない。
「まあまあです」「少しだけマシになりました」と、無難な返事をするけれど、心の中では
「もう終わらせてほしい」と思っている。
それすらも伝える勇気がない。
ただの迷惑になると思う。
私は何をしても誰かの迷惑になる存在なんだと、そんな風に感じてしまう。
部屋の隅には、開けていない郵便物が積まれている。
役所からの通知、銀行からの案内、電気料金の督促。全部怖くて開けられない。
でも、開けないといけないとも思えない。
もうどうでもいい。
全ての現実が、自分には重すぎる。
「働いていない自分は価値がない」
「何も生み出さない自分は無意味だ」
そんな声が、頭の中で何度も繰り返される。
誰かに「そんなことないよ」と言ってほしい。
でも、言われたら言われたで、「この人は私のことをわかっていない」と思ってしまう。
誰に何を言われても、心に届かない。
むしろ、誰かと話すこと自体がしんどい。
テレビをつければ、明るい笑い声。
CMではキラキラした家族や恋人が微笑み合っている。
その光景に吐き気がする。
自分には絶対に手に入らない笑顔を、平然と見せつけられているようで、リモコンを投げたくなる。
でも、投げる力すら出ない。
泣くことすら、できない。
眠れない夜が続く。
布団に入っても、脳がずっと動いていて止まらない。
過去の失敗、言わなければよかった言葉、傷つけた人、傷つけられた記憶が、夜中の3時に蘇ってくる。
「なんであんなことを言ったんだろう」
「なんであのとき逃げなかったんだろう」
「なんで私はこんなふうにしか生きられないんだろう」
後悔と自己否定が交互に襲ってきて、気づけば朝になっている。
日が昇ると、また「生きなければいけない」時間が始まる。
でも本当は、生きたいとも死にたいとも思っていない。
ただ、「存在をやめたい」と思っている。
無になりたい。
静かに、誰にも迷惑をかけずに、この世界から消えてしまいたい。
それでも死ねないのは、「自分が死んだら悲しむ人がいるかもしれない」という、かすかな罪悪感のせいだ。
あるいは、「死ぬ準備すらできないほど、私は無気力なんだ」とも思う。
だから今日も、生きてしまっている。
何の希望もなく。
ただ、時間をやり過ごしているだけ。
このブログを書いていることにも、意味があるのかわからない。
「こんな暗い文章、誰も読みたくないだろうな」と思いつつも、書かずにはいられない。
少しでも、誰かに伝えたくなる。
「こんな地獄のような日々を、私は生きている」と。
「もしあなたも同じように苦しんでいるなら、ひとりじゃない」と。
私たちは、何も悪くない。
ただ、脳が、心が、体が、うまく働かなくなっただけ。
世界が色あせて見えるのは、私たちが弱いからじゃない。
病気なのだ。
苦しんでいるだけなのだ。
今日も、何もしなかった。
でも、生きていた。それだけで、十分じゃないか。
明日も、生きていられるかわからないけど、今日を終えることができた。
それだけで、今は精一杯だ。
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良かったら読んでいただけたらと思います
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https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
ひとりではどうにもならない時あるよね
私は大変だったんだ