──「何もしない」ではなく、「何もできない」地獄の記録
目が覚めた。
いや、ただ目を開けただけだ。
眠れたかどうかは分からない。
夢を見たような気もするし、ずっと意識があった気もする。
体は鉛のように重く、指一本動かすのにも決心がいる。
布団の中が安全というわけではない。
むしろ、布団の中にも地獄が広がっている。
「今日もまた、朝が来てしまった」
そんな言葉が、頭の中でこだまする。
生き延びたことが、なぜか失敗のように感じる。
本当は、生きたくないわけじゃない。
でも「生きたい」と言えるほどの気力も、希望も、もうない。
体を起こすのに2時間かかった。
それでも起き上がったわけじゃない。
ただトイレに行きたくて、我慢できなかっただけ。
鏡を見るのが怖くて、洗面所の明かりはつけなかった。
うっすらと見えた自分の顔は、まるで幽霊のようだった。
生きているのか、死にかけているのか、自分でも分からなかった。
カーテンは今日も閉じっぱなし。
外の光が眩しいのではない。
光を浴びる自分に耐えられないのだ。
「陽の当たる世界に自分はふさわしくない」
そんな思いが、ずっと胸に巣食っている。
スマホを開いた。通知はなかった。
連絡がこないと、孤独でたまらなくなるのに、
誰かから連絡が来ると、それはそれで怖くなる。
「返信しなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」と思って、でもできない。
それができない自分に絶望する。
だから結局、誰とも関わらないのが一番楽だという結論に至る。
でも、それは孤独を深めるだけだった。
SNSを開く。友達が楽しそうに過ごしている。
笑ってる。外に出かけてる。人と会ってる。
「どうして自分は、同じようにできないのか」
それが妬みなのか、悲しみなのか、自分でも分からない。
ただ、自分だけが「止まっている」ような感覚。
まるで時代から取り残された存在。
何もしていないのに、疲れている。
「休んでいるはずなのに、なぜこんなに苦しいの?」
そう思ったことは何度もある。
でも答えは見つからない。
うつ病は「甘え」じゃない。
わかってほしいけど、わかってもらえない。
「頑張って」「気分転換してみたら?」「外に出れば楽になるよ」
そう言われるたびに、心が擦り減っていく。
わかってほしいのは、
「やりたくない」のではなく、「できない」ということ。
努力不足じゃない。
むしろ、朝起きるだけで、全エネルギーを使い果たしている。
夕方になって、ようやく少しだけ、文章を書く気力がわいた。
それでこのブログを書いている。
誰かに見てもらいたい気持ちと、
誰にも見られたくない気持ちが、交互に押し寄せてくる。
本当は、助けてほしい。
でも「助けて」と声に出せない。
「助けてって言っても、どうせ誰も分かってくれない」
そう思ってしまう。
夜が来る。
真っ暗な部屋で、ただ天井を見ている。
テレビの音も、YouTubeの声も、遠く感じる。
何も入ってこない。何も感じない。
強いて言えば、「苦しい」という感覚だけが、はっきりしている。
眠れるかどうかは分からない。
また朝が来るのが怖い。
でも「明日が来ない」というのも怖い。
そんな矛盾の中で、今日もまた、一日が終わっていく。
これが、私の「うつ病地獄の日々」。
誰かの役に立つわけじゃないかもしれない。
でも、同じように苦しんでいる誰かに、
「あなたは一人じゃない」と伝えたくて、今日も書いている。
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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
ひとりではどうにもならない時あるよね
私は大変だったんだ
