うつ病ブログ:地獄の日々
「今日が何日なのか分からない。」
気づけばカーテンの隙間から光が差していた。
けれど、それが朝なのか昼なのか、何曜日なのか、見当もつかない。
時間の流れは、うつ病になってから壊れてしまった。
1時間が1日にも感じられるし、1週間が一瞬で過ぎ去ることもある。
ただ、どちらにしても共通しているのは「何もしていない」という事実だけが残ることだ。
目を開けているだけで、ものすごく疲れる。
呼吸をしているだけで、胸の奥に鉛のような重さがずっしりとのしかかってくる。
この重さは、誰にも見えないし、説明もできない。
重さに耐えかねて横になっているだけの時間が、永遠のように続く。
体が動かないというよりも、「動こうとする気力そのもの」が失われてしまっている。
まるで、心がどこかに抜け落ちたような、そんな感覚だ。
「何もしなくていい」と言われても、苦しい。
「頑張らなくていい」と言われても、責められている気がする。
何をしても責められているように感じる。
逆に、何もしない自分を自分自身が責め続ける。堂々巡りの自己否定。
考えることすら疲れるのに、頭の中の声だけは止まらない。
「生きている価値なんてない」
「誰の役にも立っていない」
「邪魔なだけ」
「いなくなれば楽になるのに」
この声は、誰にも聞こえない。
ただ、自分の中でぐるぐると、何度も繰り返される。
心の中に住み着いた他人のようなこの声が、私の存在を日々削り取っていく。
何もしていないのに、毎日が戦いだ。
命を守る戦い。
自分の心に飲み込まれないようにする戦い。
ふと、昔のことを思い出す。
元気だった頃の自分。
朝起きて、ご飯を食べて、出かけて、人と話して、笑っていた。
あれが本当に自分だったのだろうか? 今では信じられない。
まるで他人の記憶のようだ。
どうしてあの頃は、あんなにも普通のことができたのだろう。
「元に戻りたい」と思うこともある。
でも、「戻れるはずがない」とすぐに諦めてしまう自分もいる。
外の世界の音が聞こえる。
子どもの声、犬の鳴き声、風の音。すべてが遠く感じる。
まるで厚いガラスの向こう側にある別世界のように。
私はこの世界に存在しているのに、どこか違う場所に閉じ込められている。
透明な檻の中に一人で取り残されたような孤独。
誰かに気づいてほしいけど、声を出す気力がない。
いや、声を出してもどうせ届かないと、心のどこかで諦めている。
食べ物の味も分からない。
テレビの音も意味を持たない。
何を見ても、何を聞いても、心が動かない。
ただ、生きている。それだけ。
ただ、時間が過ぎていくだけ。
たまに、夜になって涙が出ることがある。
理由は分からない。
ただ、何かが壊れているということだけが分かる。
泣いている間、少しだけ心が軽くなるような気がする。
でもそれも一時的なもので、翌朝にはまたあの重さが戻ってくる。
こんな日々を、もう何日繰り返してきただろう。
もう何年になるのか、考えたくもない。
けれど、ひとつだけ確かに言えるのは、私は「地獄を生きている」ということだ。
これは比喩じゃない。
本当に、苦しみと絶望の底で生きている。
それでも、どこかで「明日」は来る。
希望なんてなくても、待っていなくても、時間は進む。
そして私は、また目を覚ましてしまう。
今日もまた、生き延びてしまった。
それを「良かった」と言える日が、いつか来るのだろうか。
分からない。
でも今はただ、こうして書くことでしか、自分を保てない。
もし、これを読んでいるあなたが同じような苦しみの中にいるのなら。
声を出せなくてもいい、誰にも会えなくてもいい。
生きているだけで、あなたは本当に頑張っている。
どうか、今日という地獄を、何とかやり過ごしてほしい。
それだけで、充分すぎるほどすごいことだから。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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良かったら読んでいただけたらと思います
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https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
ひとりではどうにもならない時あるよね
私は大変だったんだ