うつ病ブログ:地獄の日々――仕事を辞めるまでの壮絶な道のり
ある日、何の前触れもなく、身体が鉛のように重くなった。
朝、目が覚めても布団から出られない。
歯を磨くことすら面倒で、頭の中には「消えたい」「このまま眠ったままならいいのに」という言葉しか浮かばなかった。
それでも、最初は「疲れているだけだろう」と思っていた。
仕事が忙しかったし、人間関係もストレスが多かった。
でも、そんなのはみんな同じ。
だから、自分だけがこんなにつらいなんて「甘え」だと、自分に言い聞かせていた。
出社しても、デスクに座ると頭が真っ白になる。
何をしていいかわからない。目の前のメールが読めない。
電話が鳴るたびに心臓がバクバクして、冷や汗が止まらなくなった。
上司や同僚は心配してくれていたのかもしれない。
でも当時の私は、「迷惑をかけている」「役立たずだ」としか思えなかった。
そうして、どんどん自分を責めていった。
家に帰っても、何も楽しくない。
好きだった音楽も、本も、ゲームも、全然手に付かない。
食欲もなく、夜も眠れない。
ようやく眠れたと思ったら、悪夢にうなされて朝にはさらに疲れている。
そんな日々が、何週間も続いた。
「もう限界かもしれない」
そう思ったのは、ある朝のことだった。
どうしても起きられなくて、会社に「体調不良です」とだけメッセージを送った。
布団の中で泣いた。
声も出ないのに、涙だけが勝手に流れて止まらなかった。
でも、その時点ではまだ、「辞めよう」とは思っていなかった。
辞めるなんて、怖すぎた。
仕事を辞めたら、どうやって生活するのか。
次の仕事は?社会的に見放されるんじゃないか。
周囲に「逃げた」「根性なし」と思われるんじゃないか。
親には何と言えばいい?お金は?将来は?
頭の中は「でも」「だって」「無理」の嵐だった。
会社を休み始めてからもしばらくは、「なんとか戻らなきゃ」と思っていた。
体調が少し良くなると「もしかして明日はいけるかも」と思う。
でも、前日の夜になると、息苦しくなって吐き気がして、また休む。
その繰り返し。
そんな中で、心療内科に行く決心をした。
診断は「うつ病」だった。
医師からは「まずはしっかり休みましょう」「仕事のことは考えなくていい」と言われた。
でも、私の頭には「休んでいる自分=ダメな人間」という思考しかなかった。
焦って、苦しくて、「なんで自分がこんなことに」と何度も思った。
そして、ある日、会社に「退職したい」と伝える決心をした。
心はガタガタに崩れていたが、もうこれ以上、自分を殺して生きていくのは無理だと思った。
上司に伝えるのは本当に怖かった。
でも、意外なことに、「無理しないで」「あなたの健康が第一」と言ってくれた。
少しだけ、救われた気がした。
退職が決まったとき、心の中には奇妙な空洞があった。
ホッとしたような、不安なような。
社会からドロップアウトした感覚。
自分の価値がゼロになった気がした。
でも、時間が経つにつれて、少しずつ体が楽になっていった。
朝、目覚めても苦しくない日が少しずつ増えていった。
太陽の光を浴びて「きれいだな」と思える瞬間があった。
スーパーで買い物していて「おいしそうだな」と思えた。
そんな、小さなことが、奇跡のようだった。
もちろん、すぐに元に戻れるわけではなかった。
罪悪感や不安は、今でも消えないことがある。
でも、「辞めてよかった」と思える日が、確実にある。
仕事を辞めることは、「逃げ」じゃなかった。
あのまま続けていたら、私は壊れてしまっていたと思う。
辞めるという選択は、命を守るための決断だった。
うつ病と向き合う中で気づいたのは、「生きる」ってだけで、十分に頑張っているということ。
誰かに認められなくても、自分が生きている。
それが、奇跡のようなことだと、今は思える。
もし今、地獄のような日々を生きている人がいたら、心から伝えたい。
あなたの苦しみは、決して「甘え」なんかじゃない。
逃げることは、生きるための勇気だ。
どうか、自分を責めないで。
あなたの命は、それだけで価値がある。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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良かったら読んでいただけたらと思います
少しでも生きる力をみいだせれば幸いです
https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
ひとりではどうにもならない時あるよね
私は大変だったんだ