うつ病ブログ｜地獄の日々：時間が溶ける部屋で
1. 【午前0時の部屋】
目が覚めたのか、まだ眠っているのか。
この部屋の時計は壊れていないのに、時間はどこにも進まない。
針の音が「カチ、カチ」と鳴るたびに、世界が少しずつ冷たくなる。
布団の中は安全地帯。なのに、そこにいると身体がどんどん沈んでいく。
まるで水底に沈んでいく石のように。
「起きなきゃ」
「でも起きたくない」
「じゃあ、眠ってしまおう」
「でも、眠れない」
ぐるぐると、何かが自分の中を回っている。
考えではなく、黒くて、重くて、形のない“何か”。
2. 【時間が歪む音】
午前9時。アラームが鳴る。
でもそれが昨日なのか今日なのか、わからない。
カーテンは閉じたまま。太陽の位置も知らない。
まぶしい光を見ると、皮膚が焼ける気がする。
光が刺す。
痛い。
生きていることを思い出させられるから。
SNSでは誰かが朝食をアップしている。
目玉焼き、トースト、コーヒー。
そのどれもが、まるで異世界の出来事のよう。
自分とは違う、ちゃんと「生きている人間たち」の話だ。
布団の中でスマホを持つ手が震える。
「自分だけが取り残された」と思うたび、
胸の奥がキリキリと音を立てて崩れていく。
3. 【音のない昼】
何もしていないのに、もう昼。
いや、もしかしたらもう夕方かもしれない。
外から聞こえる子どもの声が、遠くて現実味がない。
まるで誰かが録音して流している効果音のよう。
冷蔵庫を開けても、何も食べたいと思えない。
空腹はあるのに、食欲がない。
身体は何かを欲しがっているのに、心は何も受け取らない。
冷えた床に座って、しばらくそのまま。
気づいたら30分経っていた。
ただ、呼吸をしていただけ。
それすらも、どこか「義務」のように感じる。
4. 【午後3時、自己嫌悪という名の毒】
「お前はダメだ」
「どうせ何もできないくせに」
「今日もまた、何もできなかったな」
心の中の声が、いちばん厄介な敵だ。
誰よりも自分を知っていて、誰よりも残酷。
何もしていない日が積み重なると、
「なぜ生きているのか」がわからなくなる。
本当はわかっている。
病気だって。うつ病だって。
責めるべきじゃないって。
でも、それを知っていることが、
逆に自分をさらに責める材料になってしまう。
「うつ病だから仕方ない？」
「そんなの、甘えだろう」
「みんな苦しい中でも働いてる」
「お前は何をしてる？」
また、涙が出る。
理由はわからない。
ただ、泣くことだけがまだできることのように思えて、
流れる涙に「自分はまだ壊れていない」と思おうとする。
5. 【夜の魔物】
夜は、静かで、恐ろしくて、やさしい。
誰もいない時間。誰からも責められない時間。
けれど同時に、孤独が最大化される時間。
静かな夜の中で、自分の呼吸だけが響く。
この呼吸がいつ止まっても不思議じゃない、と思ってしまう。
生きたい気持ちと、消えてしまいたい気持ちが、
同じ布団の中で隣り合っている。
相反する感情が、同じベッドに横たわる。
それが日常。
地獄。
「明日こそは」と思って寝るけど、
「明日なんか来なければ」とも思ってしまう。
6. 【エピローグ：誰にも見えない戦場】
これは怠けではない。
逃げでもない。
これは、見えない戦争だ。
毎日、起きて、息をして、ただ生きることが、
爆弾をかいくぐる戦場のような日々。
誰にも見えない。
でも、確かにある。
今この文章を読んでくれているあなたが、
もし似たような苦しみを抱えているなら、
言いたい。
「あなたの地獄は、本当に“ある”んだ」と。
誰も見ていなくても、誰にも理解されなくても、
それは、あなたにとって本物の苦しみであり、
それを今日も乗り越えようとした
あなたは、
誰よりも、誰よりも、強い。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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良かったら読んでいただけたらと思います
少しでも生きる力をみいだせれば幸いです
https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
ひとりではどうにもならない時あるよね
私は大変だったんだ
