うつ地獄日記:「地獄の日々」——自分という牢獄に閉じ込められて
朝が来るたび、死んだように目を覚ます。
「起きる」という行為が、まるで岩を押し上げるように重い。
時計の針が動いているのを眺めながら、ただ布団の中でうずくまる。
時間は進むのに、自分だけが取り残されていく。
心の奥で何かが腐っていくような感覚がする。
目を閉じれば、何もかもがどうでもよくなっていく。
「もう全部終わってしまえばいいのに」
この言葉が頭の中をぐるぐる回る。
思考が止まらない。
過去の失敗、誰かの言葉、自分の無力さ。
ひとつひとつが鋭い棘となって刺さってくる。
誰かに話そうにも、言葉にする前に喉で詰まる。
「こんなこと、言っても仕方ない」と自分を押し殺す。
外の世界は、どんどん遠くなっていく。
誰かの笑い声、SNSの楽しそうな投稿、仕事をしている人たち。
全てが別世界のように感じる。
「頑張ろう」という言葉はもう毒だ。
そんなこと、何百回自分に言い聞かせたことか。
努力すれば報われるなんて、嘘だった。
努力する力すら、自分には残っていなかった。
心療内科に通い始めたのは、もう何年も前のことだ。
薬も処方された。
でも、飲んだところで何かが劇的に変わるわけじゃない。
ただ「落ち方」がゆるやかになっただけ。
痛みが消えるわけじゃないし、空虚さが埋まることもない。
ただ、何となく生き延びているだけ。
家族の視線も、時々つらい。
「まだ治らないの?」「また寝てるの?」そんなことを言わないように気を使ってくれているのは分かる。
でも、その沈黙が逆につらい。
こちらが何をしていても、腫れ物に触るような態度。
だからこそ、話せない。
笑えない。
余計に孤独になる。
友達とも疎遠になった。
誰かと話す元気なんて、もうない。
返信もできないし、遊びに行く気力なんて到底無理だ。
それでも誰かに必要とされたくて、でも自分からは何もできなくて、ただただもがくしかない。
頭では「自分は価値がない」と分かっている。
だから連絡が途切れていくのも当然だと思う。
でも心は、それでも「見捨てないで」と叫んでいる。
食欲もなくなった。
逆に何かを詰め込んで空虚さを埋めようとする日もある。
体重が増えたり減ったり、身体の状態が不安定になるたびに、自己嫌悪がまた深くなる。
鏡を見ても、自分の顔が他人に見える。
誰だ、このぼんやりした目をした生き物は。
こんなの、自分じゃない。
それでも、なぜか死ねない。
何度も考えた。
でも「死ぬ」という行為にさえ、エネルギーが必要だ。
それすら自分には足りない。
生きることもできない。
死ぬこともできない。
どこにも逃げ場のない牢獄の中で、ただ息をしているだけ。
そんな毎日が延々と続いている。
時々、ほんの少しだけ「良くなったかもしれない」と思う瞬間がある。
少し笑えたり、誰かと短い会話ができたり、ちょっと外に出られたり。
けれど、その後には必ず落下が待っている。
まるで高いところに無理やり引き上げられ、また何倍もの勢いで突き落とされるかのような感覚。
希望を持つことが怖い。
希望を持つと、失望がついてくる。
だったら最初から何も期待しない方がマシ。
そう思って心を閉ざす。
閉ざすことでしか、自分を守れないから。
このブログに何を書いたところで、誰かが理解してくれるとは思っていない。
ただ、「存在している」という証をどこかに刻んでおきたかった。
たとえそれが、苦しみの記録であっても。
たとえ誰も読まなくても。
うつ病というのは、単なる「気分の落ち込み」なんかじゃない。
自分という存在が壊れていく音を、毎日聞かされ続ける地獄だ。
見えない地雷を踏みながら、恐る恐る進む日々。
誰かのちょっとした言葉や視線で簡単に崩れてしまう心。
普通に生きている人たちとの間にある、深くて越えられない川。
それでも、こうして今日も書いている。
息をしている。ただそれだけで、精一杯の抵抗だ。
明日もきっと地獄かもしれない。
でも、この地獄を誰かに伝えることで、どこかで同じように苦しんでいる誰かが「自分だけじゃない」と思ってくれたら、それだけで意味があるような気がする。
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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
ひとりではどうにもならない時あるよね
私は大変だったんだ