朝が来るのが怖い。
目覚めた瞬間、心の中に重く黒い鉛のような塊がのしかかってくる。
胸が苦しくて、呼吸も浅くなる。
昨日より今日が少しでもマシだと期待して眠ったのに、また裏切られる。
世界はなにも変わっていない。
むしろ、自分が昨日より少しだけ壊れている。
起き上がる理由が見つからない。
ベッドの中で、天井を見つめながら考える。「もうだめだ。何もかもおしまいだ」。
この言葉が、心の中でエコーのように反響する。
言い訳じゃない、本当にもうだめなんだ。
生きることに必要な力が、もうどこにも残っていない。
スマホに通知が溜まっているけれど、開く気もしない。
友達からのLINEも、仕事の連絡も、全部遠い世界の話だ。
返信しなければいけないとわかっているのに、手が動かない。
指を動かすのすら、重労働に思える。
食欲もない。
喉が閉じていて、何を口にしても味がしないんだ。
好きだった音楽も耳に入ってこないよ。
風景は色を失い、すべてがグレーに見える。
誰かが笑っているのを見ても、自分には関係ない世界だとしか思えない。
頭の中ではずっと、「どうせ自分なんて」「誰も本当にはわかってくれない」「生きていても迷惑なだけだ」という言葉がぐるぐる回っている。
自分を責める声、自分を否定する声、自分を消したがる声。
誰かと話すときも、頭の中ではその声が鳴り止まず、ただうわべだけの会話をして、終わる。
「もうだめだ」という気持ちは、決して大げさなものじゃない。
これは現実だ。身体も心も限界を超えて、叫んでいる。
生きることが、毎日自分を拷問にかける行為のように感じる。
朝起きて、顔を洗って、服を着て、外に出て、他人の期待に応える——それがすべて地獄だ。なぜそんなことをしなければいけないのか。
誰も答えてくれない。
「死にたい」という言葉が浮かぶ。
でもそれすら、現実感がない。
ただ、「消えたい」と思う。
この世界から、自分という存在だけをそっと消して、誰にも気づかれずにいなくなれたらと思う。
遺書を書く気力もない。
最後に誰かに何かを伝えるような力は、とっくに失われてしまった。
周囲の人は「大丈夫?」と声をかけてくれるけれど、その言葉の重さが耐えられない。
「大丈夫じゃない」と答えたら困らせるのがわかっているし、「大丈夫」と嘘をついた自分をあとで激しく責めることになる。
だから、誰とも会いたくない。
誰にも見られたくない。
世界から隔離されたい。
病院にも行っている。
薬も飲んでいる。
カウンセリングも受けている。
でも、それでも。。
正確には「よくなっているかもしれない」と頭では思うのに、心が追いついてこない。
時間が経つほど、自分がただ「人間として欠陥だらけ」なんだという気持ちに飲み込まれていく。
世の中にはもっとつらい人がいる、という言葉は、刃物のように胸に突き刺さる。
そう、わかっている。
でも、そんなふうに比べたって、自分の苦しみがなくなるわけじゃない。
「自分よりつらい人がいるのに、こんなことで泣いてるなんて最低だ」と自分を責めて、ますます落ちていく。
「頑張って」と言われるのもつらい。
もう充分頑張った。
限界まで、むしろ限界を超えてきた。
でも何も変わらなかった。
だから、もう頑張りたくない。
そんな自分を責める声と、逃げたい自分とが戦って、心の中はいつも戦場のようだ。
何もかもおしまいだ。
人間関係も、仕事も、未来も、自分自身も。
かろうじて残っているのは、「この苦しさを誰かに伝えたい」という気持ちだけ。
でもその気持ちすら、いつまで保てるかわからない。
だから、もしこれを読んでいるあなたが少しでも似た感覚を抱いたことがあるなら、それだけで救われる。
共感してもらいたいわけじゃない。
ただ、同じような地獄の中を生き延びている人がいるのだと、自分に言い聞かせたいのだ。
今日が地獄でも、明日も地獄でも、それでも今こうして文字を打っている。
誰にも届かなくても、それでも、生きている。
涙も出ないほどの絶望の中で、それでも生きている。
もうだめだ、何もかもおしまいだよ。
そう思いながら、それでも生きている。
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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
ひとりではどうにもならない時あるよね
私は大変だったんだ