朝、目が覚めた瞬間にもうわかる。
「あ、今日もだめだ」
まぶたは重く、頭の中は霧の中。息を吸うのさえ億劫で、体は鉛のように布団に沈み込んでいる。
それでも、カーテンの隙間から容赦なく射し込む光が、「ほら、生きてるんだから起きろ」と叩きつけてくる。
もうやめてくれよ、そんなに責めないでくれよ。
わかってるんだよ、何もできてないことなんて。
返事をしていないLINE、積み上がった洗濯物、仕事の未返信メール、そして止まったままの時間。
全部、自分の怠慢だって責める声が、どこかから聞こえてくる。
心の奥深くから、ねばついたような言葉で責め続けてくる。
「お前はダメだ」
「お前は誰の役にも立ってない」
「お前がいなくなっても誰も困らない」
気づけば、その言葉が、自分の声になっている。
もう、どれが自分の本心かわからない。
人に会うのが怖い。
声を出すのが怖い。
「元気だった?」
そんな一言さえ、もう耐えられない。
元気なわけないだろ。
何をどう話せばいいんだ。
こっちは毎日、「どうやって死のうか」「どこまで苦しまずにいけるか」を考えて過ごしてるのに、
それを笑顔で隠して「大丈夫だよ」とか「まあまあかな」とか言わなきゃいけないのか。
そんな嘘をつく自分が、またひとつ嫌いになる。
死にたい。
いや、正確には「消えたい」だ。
この部屋ごと、記憶ごと、存在ごと、世界からすっぽり抜け落ちたい。
誰にも迷惑かけずに、誰の記憶にも残らず、静かに終わりたい。
でもそれはできない。
だからまた、生きてるふりを続ける。
それが「地獄」だ。
「頑張って」「気持ちの持ちようだよ」「運動してみたら?」
それらの言葉が、ナイフのように心に刺さる。
もう頑張れないんだよ。
気持ちの持ちようでどうにかできるなら、とっくにこんなふうになってない。
運動? 食事? 笑顔?
それができたら、苦労なんてしてない。
何もかもが敵に見えて、何を言われても傷つく。
理解されない、理解されようともしてもらえない。
だから黙って、また一日をやり過ごす。
昔の自分はどこへ行ったのだろう。
笑ってた日々、楽しかったこと、夢を語った夜。
あれは全部、幻だったのか。
あの頃の自分が今の自分を見たら、どんな顔をするだろう。
「情けない」と言うだろうか。
それとも「よく生きてるね」と褒めてくれるだろうか。
いや、たぶん、見たくもないはずだ。こんな醜い、弱って、何もできない自分なんて。
眠りたい。
ただ静かに、目を閉じて、心も体も休ませたい。
けれど夜になると、不安が襲ってくる。
このまま朝が来なければいいのにと願って眠り、
朝が来たら絶望する。
「もうだめだ」
その言葉を、何百回、何千回、心の中で唱えただろう。
そのたびに、死を考え、
そのたびに、死ねない理由を無理やり探して、
生き延びてきた。
「何もかもおしまいだよ」
本当にそうかもしれない。
社会的にも、人間関係的にも、自分の中でも、もう崩壊している。
けれど、それでも、今日をこうして言葉にできている。
それが、ほんのわずかでも、「まだおしまいじゃない」証なのかもしれない。
そう思いたい。
思えないけど、願ってみたい。
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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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ひとりではどうにもならない時あるよね
私は大変だったんだ