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KIZUNA  うつ病だけど もう少し 生きてみます。

障害2級 重度のうつ病日記 長男と家族の闘病余命宣告

うつ地獄日記・記憶と現在が溶ける部屋で 694

朝か、夜か。
わからない。

 

この部屋には時間というものが存在しないような気がしてくる。

カーテンを閉めきったまま、ずっと薄暗い。

 

時計を見ても、針の動きが信じられない。
「今は本当に今日なのか?」

 

そう問いながら、私はベッドに沈み込んでいた。

ふと、五年前のことを思い出す。

 

朝、駅のホームで吐き気を堪えていた自分。
会社へ行くのが怖くて、でも行かないわけにもいかなくて、スーツ姿で震えていた。

 

その頃の私はまだ、「なんとかなる」と思い込もうとしていた。
だけど、結局何ともならなかった。

 

その感覚が今も、私の身体にこびりついている。
あの頃の空気、重さ、緊張。

 

なぜ、時間が過ぎても苦しさだけは消えないんだろう。

 

カップ麺の湯を注ぐことすら、今日はできなかった。
流しに昨日の食器が積まれたままだ。

 

でも、洗う気力も起きない。
きっと明日もそのままだろう。

 

一日中、ソファに沈んでいた。
テレビはつけっぱなし。

 

何を放送していたか、覚えていない。
ただ、音がしているだけで少しだけ安心できる気がする。

 

でも、静寂のほうがいい気もする。
どちらにしても、心の中のざわつきは止まらない。

 

外に出た記憶がない。
最後に太陽を見たのは、いつだったろう。

 

あの日、近所の公園の前を通ったとき、ベンチに腰掛けて笑っていた老夫婦の姿が焼きついている。

 

幸せそうだった。
あの人たちは、今もあの笑顔のままだろうか。
それともあれは、私の幻だったのか。

 

昼過ぎ、スマホを手に取った。
通知はゼロ。

 

誰からも連絡はない。
でも、それでいいのかもしれない。

 

誰かと話すのが、怖い。
声を出す自信がない。

 

返事をしなければというプレッシャーに負けそうになる。

 

人と会わなくなって、何ヶ月経ったんだろう。
カレンダーの数字はただの記号になってしまった。

 

平日も休日も、関係ない。
「今日が何曜日かわからない」なんて、笑い話ではなく、現実になっている。

 

午後、少しだけ眠っていたのかもしれない。
夢を見た。

 

夢の中で私は普通に歩いていた。
朝の光を浴びて、コンビニでコーヒーを買っていた。

 

店員に「ありがとうございます」と笑顔で言われて、私も笑っていた。
目が覚めたとき、涙が頬を濡らしていた。

 

そんな日常が、夢になってしまったんだ。

過去の記憶と、今の現実が混ざっていく。

 

脳が溶けていくような感覚。
何が本当で、何が作り物なのか、自分でもわからない。

 

本当に今日なのか?
私はちゃんとここに存在しているのか?

 

夜。
食事はとっていない。
胃は空っぽだけど、空腹も感じない。

 

この身体は、私に何も求めてこない。
まるで生きることを諦めたようだ。

 

それは、ある意味で楽でもある。
もう期待されない、頑張らなくていい、ということだから。

 

ただ、たまにふと、
「このまま何も変わらないのかな」と思ってしまう。

 

そうすると、一気に不安が押し寄せてくる。
「ずっとこの部屋の中で朽ちていくのか」

 

「私は社会から完全に消えてしまうのか」
「誰にも気づかれずに死ぬのか」

 

そんな未来ばかりが頭をよぎる。

 

「助けて」
心の中で何度も叫んでいる。

 

けれど、誰に向かって?
誰かに頼ることすら怖い。

 

もう何度も「わかってもらえなかった」経験が、私を怯えさせている。

 

わかってほしかっただけなのに。

 

「つらいね」と、一言寄り添ってほしかっただけなのに。
「甘え」「怠け」「自分に甘いだけ」と返されたその言葉のナイフは、今も体のどこかに突き刺さったままだ。

 

もう寝よう。
でも、眠れるかわからない。

 

布団にくるまって、ただ目を閉じる。
暗闇は優しい。

 

すべてを見えなくしてくれるから。

 

だけど、心の中の声だけは、消えてくれない。

 

「お前は生きてる意味がない」
「誰の役にも立ってない」
「存在する価値がない」

 

その声が耳の奥でささやいてくる。
もう耳をふさぎたい。

 

でも、身体が動かない。

今日も、地獄だった。

 

でも、私はこの日をなんとか生き延びた。

 

それが、今の私の全て。

 

 

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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。

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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。

 

ひとりではどうにもならない時あるよね

私は大変だったんだ