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KIZUNA  うつ病だけど もう少し 生きてみます。

障害2級 重度のうつ病日記 長男と家族の闘病余命宣告

うつ地獄日記 ―音のない牢屋の中で― 697

朝なのか夜なのか、もう分からない。

カーテンは閉じたままで、光も音も遮られている。

 

時計の針が動いているのかどうか、確かめる気力もない。

けれど、何かが確実に過ぎていく感覚だけが、身体のどこかで鈍く響いている。

 

目は覚めた。

でも、それは「起きた」とは言えない。

 

ただ意識が浮かび上がってきただけだ。

目を開けるのも、ひどく疲れる。

 

まぶたの裏にまだ夢の残骸がへばりついていて、現実と混ざり合って、どこまでが本当か分からない。

 

私は、ここにいる。

だけど、自分が「生きている」と言っていいのかどうか、よく分からない。

 

部屋の中は静かだ。

テレビもラジオも、もちろん人の声もない。

 

壁に囲まれた空間は、まるで音のない牢屋のようで、私の存在も吸い込まれていく。

何も響かないし、何も返ってこない。

 

私は、何もしていない。

ただ呼吸をして、眠って、目を覚まして、また眠る。

 

その繰り返し。

時計の針もカレンダーの数字も、何の意味も持たなくなって久しい。

 

日付は、ただの記号でしかない。

かつては、ちゃんと朝起きて、仕事に行って、帰って、ご飯を食べて、風呂に入って、寝るという生活を送っていたはずだ。

 

それが、いつから崩れたのかは覚えていない。

気づいたら、もう何一つ自分でコントロールできなくなっていた。

 

歯車が止まったまま、どうやっても再起動できない。

人に会うのが怖い。

話すのが怖い。

 

返事を返さなきゃいけない、顔色を読まなきゃいけない、「元気そうに振る舞わなきゃ」という無言の義務が、重くのしかかる。

 

そうして、連絡を絶つ。

誰にも返信しないまま、日が過ぎていく。

 

罪悪感だけが、静かに、でも確実に私を蝕んでいく。

「大丈夫?」と聞かれることが、なぜあんなに苦しいのだろう。

「頑張って」と言われることが、どうしてあんなに痛いのだろう。

 

優しさが毒になる。

励ましが刃になる。

 

誰かの言葉に、どう返していいか分からない。

だから沈黙を選ぶ。

 

でも、沈黙はまた、誤解を生む。

自己嫌悪が深まる。

出口のない負の連鎖。

 

部屋の隅には、着られなかった服や、食べかけで放置されたままの食事、ゴミ袋がそのまま積み上がっている。

 

片付けなきゃ、と思う。

でも「思う」だけで終わる。

 

身体が動かない。

いや、正確には「動かす理由」が見つからない。

 

何のために、片付けるのか。

誰のために、きれいにするのか。

 

「普通」が、もう思い出せない。

「ちゃんとする」という感覚が、遠い昔の幻のようになっている。

 

眠りたい。

でも眠れない。

 

ようやく眠っても、悪夢で目を覚ますことがある。

無数の声が責め立てる夢。何かを失い続ける夢。

 

落ち続ける夢。

目覚めた後もしばらく、夢と現実の境界が曖昧で、心臓がバクバクと鼓動を打っている。

 

夢の中でさえ、私は救われない。

それでも、たまにふと、「このままじゃいけない」と思う瞬間がある。

 

外の空気を吸いたいと思うことがある。

でも玄関まで行けない。

 

扉の向こうが、遠い世界に思える。

この部屋の中が地獄であると同時に、唯一の避難場所でもあるという矛盾。

 

どこにも逃げ場がない。

「死にたい」とは違う。

「終わりにしたい」。

 

それが近い。

何もかもが、静かに、自然に、終わってくれたらいいのに。

 

朝も夜もない空間で、ただ眠るように消えてしまいたい。

でも、そんな願いすら罪悪感に変わる。

 

「誰かが悲しむかもしれない」「自分は甘えているだけなのかもしれない」と、心の奥から誰かの声が響く。

 

本当に、自分の声なのだろうか。

それとも、過去に聞いた誰かの声が、今も私の中で反響しているだけなのだろうか。

 

今日も、ご飯は食べられなかった。

風呂にも入っていない。

 

何もできなかった。

でも、「まだここにいる」。

 

それだけが、事実だ。

何の価値もないように思えるこの「在り続ける」ということが、たった一つの「生きている証」なのかもしれない。

 

もしかすると、誰かがこの文章を読んでくれるかもしれない。

同じように、静かに苦しんでいる人がいるかもしれない。

 

もしそうなら、私はその人に伝えたい。

「今、何もできなくても、それでもあなたは悪くない」と。

 

誰にも見えない地獄の中で、今日も私は、息をしている。

 

 

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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。

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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。

 

ひとりではどうにもならない時あるよね

私は大変だったんだ