google-site-verification=DsSW1BSpVBY5SiLLdzLTrUhj5WzV1FkuaA16qBTRbiY G-PWS3RV4B68 google.com, pub-5680133420783773, DIRECT, f08c47fec0942fa0 2025013010390610829349.onamaeweb.jp

KIZUNA  うつ病だけど もう少し 生きてみます。

障害2級 重度のうつ病日記 長男と家族の闘病余命宣告

うつ地獄日記 ―音のない牢屋の中で― 699

外は晴れているらしい。

カーテンの隙間から洩れる光が、部屋の壁に細く差し込んでいる。

 

でも、私はその光を見ても、何の感情も湧かない。

ただ、無意味に壁に落ちる模様を眺めているだけ。

 

光も音も、匂いも、味も、全てが曖昧で遠く、私の存在とは切り離されているように感じる。

部屋の中は静かすぎる。

 

いや、静かというより、“音が失われた”感覚に近い。

まるで、この部屋だけが世界から隔離されているかのようだ。

 

人の声も、風の音も、時計の秒針のカチカチという音すらも、ここには届かない。

私は音のない牢屋の中にいる。

 

自分で選んだわけでも、望んだわけでもない牢屋に、いつの間にか閉じ込められていた。

朝起きて、体を起こすだけでもう限界だ。

 

いや、起きることすら難しい。

目覚めるたびに、「また今日が始まってしまった」と、心の底から絶望する。

 

人は普通、朝になれば少しは希望を感じるものなのだろうけれど、私にとっての朝は、ただ地獄の延長線上でしかない。

 

音のないこの部屋で、私は自分の心の声だけを聞いている。

それは囁きではなく、拷問のような叫び声だ。

 

「お前には価値がない」
「誰にも必要とされていない」
「生きている意味なんてない」
その声が、私の思考の隙間に入り込み、息をするたびに深く突き刺さる。

 

耳を塞いでも意味がない。

だって、これは“心の音”だから。

 

誰にも聞こえず、誰にも届かない音が、私の中で響き続ける。

誰かに話そうとしても、言葉が出てこない。

 

口を開こうとしても、喉がぎゅっと閉じて、声にならない。

心の奥にある苦しみを言葉に変える力が、私にはもう残っていない。

 

まるで水中で叫んでいるような感覚。

言葉は泡となって消えていき、誰にも伝わらない。

 

家族や友人が心配して声をかけてくれる。

でも、彼らの声もまた、私には届かない。

 

表情を作ることもできず、返事をする気力もない。

私が反応しないことで、相手の表情が曇るのがわかる。

 

申し訳ない、と思う。

でも、その「申し訳なさ」さえも、どこか他人事のようで、心から湧いてくるものではない。私は、私自身からも切り離されてしまっている。

 

一日が過ぎる。

何もせず、ただ布団の中で目を開けたり閉じたりしながら、時間が流れていくのを感じる。

 

テレビもスマホも、本も音楽も、もう私の世界には存在しない。

かつて好きだったものすら、今の私には重く、苦痛にしかならない。

 

音楽が鳴ると、心が締めつけられる。

あまりにも遠くて、あまりにも届かない。

 

だから、私は“音”そのものを拒絶するようになった。

そうして、また夜が来る。

 

眠れるわけがない。

体は疲れているはずなのに、脳だけが妙に覚醒している。

 

脈打つ思考、過去の後悔、未来への絶望が、交互に私を責め立てる。

真っ暗な天井を見つめながら、「もう終わりにしたい」と何度も思う。

 

だけど、終わらせる勇気もない。

何もできない。ただ、生きているだけ。

 

それが、今の私の全てだ。

音のない牢屋の中で、私は自分の影とだけ向き合っている。

 

外の世界でどんなに笑い声が響いていようと、私には関係がない。

誰かが私の名前を呼んでいても、私は気づかない。

 

私はもう、ここにいながら“ここにいない”存在になってしまった。

それでも、かすかに思うことがある。

 

この牢屋にも、いつか鍵が見つかる日が来るのだろうか。

今はその想像すらできないけれど、もし、誰かが外からこの扉を開けてくれる日が来るとしたら。

 

そのとき私は、もう一度“音のある世界”に触れることができるのだろうか。

その時が来るまで、私はただ、ここで息をしている。

 

息をしているだけで、何もできなくても、何者でもなくても。

 

音のない牢屋の中で、私は今日もまた、静かに生きている。

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

今回もクリック応援お願いできませんか。

生きる励みになります。

よろしくお願いいたします。

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ うつ病(鬱病)へ
にほんブログ村

うつ病をより多くの皆様に知っていただけたらと思います。

下段よりシェアしていただけたら嬉しいです。

 

 

 

#️⃣生きた記録病気怪獣と戦うウルトラマンになった3歳児

  小児がんと難病の子から元気をもらう

良かったら読んでいただけたらと思います

少しでも生きる力をみいだせれば幸いです

https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547

 

医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。

広告

 

うつ病ランキング
うつ病ランキング

 

私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。

 

ひとりではどうにもならない時あるよね

私は大変だったんだ