
朝が来るのが怖い。
夜の闇の中でさえも、私は心を落ち着けられないのに、朝の光が私を責め立てる。
何もできていない、今日もまた同じ一日が始まってしまったという後悔と絶望が、目覚めと同時に押し寄せる。
目を開けた瞬間、頭の中が悲鳴を上げている。
「もうやめてくれ」「起きたくない」「消えてしまいたい」——でも身体は重く、起き上がることすらできない。
布団の中で何時間も天井を見つめる。
呼吸は浅く、胸の奥がズキズキと痛む。
何もしていないのに、全身が疲れていて、ただ存在しているだけで苦しい。
家族は心配しているのだろうけど、もうその視線すらも怖い。
優しさが鋭く胸に刺さる。
応えられない自分が情けなくて、無力で、消えてしまいたくなる。
「ごめんね」が口癖になった。
でも、その謝罪すらも空虚で、ただ空気を振るわせているだけのように思える。
昼になると、焦燥感がやってくる。
「今日も何もしなかった」「何もできなかった」そう思うたび、心がざわつく。
机の上には開きっぱなしのノート、読みかけの本、無数のやりかけのメモ。
でも、どれにも手をつけられない。
考えるだけで脳が拒否反応を起こし、手が震える。スマホを開けば、他人の幸せや充実感が洪水のように押し寄せてきて、息ができなくなる。
通知音すら恐ろしくて、電源を切る。
午後には、眠気と倦怠感がピークに達する。
横になる。眠るしかない。
逃げるように眠りの中に落ちようとする。
けれど、眠れない。
まぶたを閉じても、頭の中で過去の失敗や恥がリピート再生される。
何年も前の、誰も覚えていないような些細な失言が、まるで昨日のことのように鮮明によみがえる。
そしてその度に、「自分なんか存在しなければよかった」と思う。
夕方になると、時間の流れが止まったように感じる。
部屋は静まりかえり、誰とも話したくないのに、孤独が牙をむく。
SNSを開けず、電話も取れず、誰とも会いたくない。
でも、誰かに気づいてほしい。
矛盾した願いが胸の奥でぐるぐると渦巻いている。
夜になると、涙が止まらなくなる。
理由はわからない。
ただ、どこかに溜まり続けていた痛みが限界を超えて、涙となって流れ出すのだ。
声を押し殺しながら泣く。
嗚咽すらも出ない。
冷たい枕に顔を押し付けて、自分の存在を消そうとするように。
家族が寝静まったあとの暗闇が、唯一の自由だ。
誰にも見られていない時間。
なのに、その自由さえも恐ろしい。
このまま、誰にも見られずに、いなくなってしまったら——そんな思考が忍び寄る。
スマホの検索履歴には「死にたい」「楽に死ぬ方法」「誰にも迷惑をかけずに消えるには」と並んでいる。
けれど、その先の勇気もない。
死ぬこともできず、生きることもできない。
それが地獄だ。
眠りに落ちる瞬間、願うのは「明日が来ませんように」という祈りだ。
朝の光が来ないでほしい。
明日がなければ、今日の苦しみも続かないのだから。
でも、目を閉じても眠れない。
眠っても悪夢にうなされる。
夢の中ですら、私は追い詰められている。
この日記を誰かに読んでほしいとは思わない。
だけど、どこかに吐き出さなければ自分が壊れてしまう気がする。
文章を書くことすら辛いのに、それでも綴らずにはいられない。
せめてこの痛みを形にして、ここに閉じ込めておきたい。
そうしなければ、私という存在が崩れて、霧のように消えてしまいそうだから。
生きているのに、生きている感じがしない。
呼吸しているのに、空気が肺に入ってこない。
誰かの声が聞こえても、それが自分に向けられたものだと理解できない。
まるで、世界から切り離された孤島に、一人で置き去りにされたような感覚。
これが「うつ」という名の地獄だ。
誰にも見えない。
誰にも理解されない。
けれど、確かにここに存在している、終わりなき暗闇の中で。
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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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ひとりではどうにもならない時あるよね
私は大変だったんだ
