
朝が来た。
けれど、もう何日も太陽を見ていない気がする。
カーテンは閉じたまま。
開ける気力がないのではなく、開ける理由がない。
誰の目も気にしなくていい部屋にこもって、息をひそめるように生きている。
布団の中にいるときが、一番「安全」だと思えるようになった。
体を起こせば、自分の存在に耐えなければならない。
トイレに行くだけで息が上がる。
自分の体重すら重荷に感じる。
スマホは電源を切ったまま。
通知を見るのが怖い。
誰かからの連絡が来るのも嫌だし、誰からも来ないという現実にも耐えられない。
「もう十分休んだでしょ」と言われるのが一番つらい。
うつは“疲れ”ではない。
ただ怠けているわけでもない。
ちゃんとした説明なんて、自分でもできない。
ただ、起き上がれない。
何もできない。
何も感じられない。
だから、自分が壊れているような気がしてならない。
買い物に行くなんて、想像するだけで吐き気がする。
コンビニに行くために服を着替えるのが億劫。誰かに見られるのが怖い。
まともな人間を演じることが、もうできない。
テレビも音楽も、すべての音がうるさく感じる。
静けさが欲しいわけでもない。
ただ、現実から離れたい。
何もかもを遮断して、ただ眠っていたい。
だけど、眠ることさえできない夜もある。
横になっても、脳が止まらない。
過去の失敗、未来への不安、自分への嫌悪――静寂の中に、地獄の声が響く。
「死にたい」と思う。
でも「本当に死にたい」わけではない。
「生きていたくない」だけだ。
もう何も感じたくない、考えたくない、存在を放棄したい。
それが一番正確な気持ち。
でもそれを人に伝えると「心配させないで」と言われる。
そうじゃない。
ただ、この苦しみを誰かに知ってほしいだけなのに。
家族には迷惑をかけたくない。
申し訳なさばかりが募る。
何も返せていない。
感謝も、愛情も、笑顔さえも。
全部忘れてしまったような顔をしている自分が、鏡に映るたび、気持ちがどんどん黒く染まっていく。
なのに、誰にも「助けて」とは言えない。
言ったところで、この地獄は終わらないと知っているから。
心療内科の薬は飲んでいる。
けれど、薬だけではどうにもならない。
心の奥に巣食う「無」が、じわじわとすべてを飲み込んでいく。
時々、少しマシになる日もある。
けれど、それは嵐の前の静けさだ。
次にくる波は、いつももっと深くて冷たい。
何かを始めようとすると、何倍もの反動で打ちのめされる。
インターネットでは「うつは甘えじゃない」「あなたは悪くない」と書いてある。
でも、それを読んでも、自分を許せるわけではない。
他人に言われても、自分の内側の声が、「それでもお前は価値がない」とささやき続ける。
それを黙らせる術を、私は持っていない。
外は夏だ。
蝉の声が窓の外で響いている。
でも私の中は冬のまま。
凍った感情の中に閉じこもって、季節の移り変わりさえ他人事だ。
誰もが普通に生きているように見える。
電車に乗り、仕事をし、笑い合い、帰っていく。
その一つひとつが、自分にはできないことばかりだと気づかされる。
「もう一度、普通になりたい」と思うけれど、「普通」がなんだったかさえ思い出せない。
朝起きて、ご飯を食べて、外に出て、誰かと話す――そんな当たり前が、いまは遠い世界の話だ。
それでも、今日も私は生きている。
ただ生きている。
それだけだ。
でも、今はそれで精一杯だ。
誰にも誇れることはないけれど、それでも私は、今日もこの地獄の中で、息をしている。
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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
ひとりではどうにもならない時あるよね
私は大変だったんだ
