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KIZUNA  うつ病だけど もう少し 生きてみます。

障害2級 重度のうつ病日記 長男と家族の闘病余命宣告

見えない闘いと日常の裂け目――私のうつ病の記録 720

朝、目を覚ますと、窓の外に陽が差していた。

天気が良いことは、誰かにとっては気分の良い日かもしれない。

 

でも、私にとっては違う。

うつ病という病は、天気にも季節にも関係なく、心の奥に冷たい影を落とす。

 

私は数年前にうつ病と診断された。

それは突然だったわけではない。

 

じわじわと、けれど確実に私の中に広がっていた。

最初は「疲れているだけ」と思っていた。

 

寝ても疲れが取れないのは年齢のせい、気分が落ち込むのはストレスのせい。

そう自分に言い聞かせていた。

 

けれど、ある朝、布団から出られなくなった。

体が鉛のように重く、目の前の世界が遠く感じた。

 

「今日くらい休んでもいいよね」と思いながら、その日から私は会社に行けなくなった。

 

そして、何日も、何週間も、何ヶ月も、ただ天井を見つめる日々が始まった。

人は言う。

 

「気分転換すればいいよ」「散歩してごらん」「もっとポジティブにならなきゃ」。

その言葉が刃のように突き刺さる。私はもう充分に努力した。

 

自分なりに前向きになろうとしたし、散歩にも出た。

でも、心が追いつかないのだ。

 

身体は動いても、心が砂のように崩れ落ちる。

家族には申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

 

特に子どもには、「こんな親でごめんね」と何度も心の中で謝った。

料理も洗濯もできない日が増え、部屋は散らかり、まるで自分の心の中を映しているかのようだった。

 

笑顔を作るのも一苦労。

たった一言「おはよう」を言うのにも、エネルギーが必要だった。

 

精神科に通い始めたのは、妻の後押しだった。

「一緒に治そう」と言ってくれた。

 

正直、その言葉すらも当初は信じられなかった。

誰にもこの感覚は理解されないと思っていたし、そもそも“治る”という言葉に実感がなかった。

 

診察では「うつ病です」と静かに告げられた。

名前がついたことで、少しだけ安心したような、でも絶望的な気持ちもあった。

 

「やっぱり自分は普通じゃなかったんだ」と思う一方で、「これで少しは楽になれるかもしれない」という期待もほんの少しだけ芽生えた。

 

薬を飲み始めてからも、すぐに楽になるわけではなかった。

副作用で余計に眠くなったり、吐き気が出たりして、「本当にこれで良くなるのか」と不安になった。

 

それでも、数ヶ月が過ぎた頃、少しずつ「今日は何か食べてみようかな」と思える日が出てきた。「今日はシャワーを浴びてみよう」「ベランダに出てみよう」。

 

そんな小さな一歩一歩が、やがて日常の裂け目を少しずつ縫い合わせていくような感覚だった。

 

いまも、状態は悪い。

体調にも波がある。

 

けれど、「自分は終わっている」とは思わない時もある。

苦しい日々は続いている。

 

でもその中でも、「少しは生きていてもいいかもしれない」と思える時間が、ある時がある。

このブログを通して伝えたいのは、「うつ病はただの“気分の落ち込み”ではない」ということだ。

 

これはれっきとした病気であり、脳の機能や神経のバランスが崩れて起こるもの。

怠けているわけでも、意志が弱いわけでもない。

 

そして、もしあなたが今、うつ病の中にいるのなら、どうかひとりで抱え込まないでほしい。病院に行くのは怖いかもしれない。

 

人に話すのは勇気がいる。

でも、助けを求めることは決して「弱さ」ではない。それは「生きたい」というあなたの強さだ。

 

私は今も、毎日という荒波に翻弄されながら、少しずつ生きている。

完璧じゃない。

 

でも、それでいいと思っている。

 

今日もまた、心のどこかに裂け目を感じながら、それでもその隙間から差し込む光を信じている。

 

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https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547

 

医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。

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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。

 

ひとりではどうにもならない時あるよね

私は大変だったんだ