
「どうしたの?元気ないね。」
そう聞かれるたびに、心の中で「元気なんて最初からないよ」と呟く。
けれど、口に出すことはできない。
笑顔を作る。
それが僕の“日常の演技”だ。
うつ病とは何か、そんな問いにはもう答えられない。
ただ、毎日が地獄だ。
言葉にすれば簡単に聞こえてしまうこの言葉の中に、僕の全てが詰まっている。
朝が来るのが怖い。
目覚めた瞬間、「また1日が始まってしまった」と後悔する。
何も始まっていないのに、もう終わった気持ちになる。
布団から起き上がることが、登山より苦しく感じることがある。
「怠けているだけだよ」「もっと頑張ればいいのに」と言われる。
でも、頑張るって何だろう? 僕はすでに全力で生きようとしている。
でも、生きることが重たすぎて、心が折れてしまったのだ。
日常は濃い霧の中のようだ。
視界が曇って、何も見えない。
好きだったものに興味が持てなくなり、笑っていたことも、今では笑えない。
テレビの音、子供の声、人の会話、すべてがうるさくて、耳を塞ぎたくなる。
けれど、完全な静寂はもっと怖い。
静けさの中に、自分の心の声が響いてくるからだ。
「もうダメだ」「お前は何の役にも立たない」「死んだ方がマシだ」──そんな言葉が、脳の奥で反響する。
誰かに話してみても、「気にしすぎだよ」「考えすぎ」と返される。
優しさの仮面を被った否定の言葉が、僕をさらに孤独にする。
だからもう、誰にも話せない。
理解されないとわかっているから。
家族がいても、友人がいても、僕はこの地獄の底で、ひとりきりだ。
眠れない夜に薬を飲んで、無理やり眠りにつき、翌朝は頭が重くて動けない。
その繰り返し。
見た目も変わった。
「鏡を見るのがつらい」なんて、自分でも情けなくなる。
けれど、それが事実だ。
時々、何もかもを投げ出したくなる瞬間がある。
電車のホームに立ったとき、ふと足が前に出そうになる。
でも、家族の顔が浮かんで、踏みとどまる。
きっと、そんなことをしても、何も解決しない。
でも、心のどこかで「もうこれで楽になれるかもしれない」と思ってしまう自分がいる。
社会との接点がどんどん薄れていく。
働けない。
外にも出られない。
友人からの連絡も減った。
誰にも会いたくないのに、誰かにそばにいてほしいという矛盾した願いだけが残る。
スマホを握りしめては、誰にもLINEを送れず、ただ時だけが過ぎていく。
「生きてるだけで偉いよ」──そう言われても、実感がわかない。
生きているということは、呼吸しているだけでは足りない気がする。
生きる意味がわからない。
喜びも、希望も、どこにも見当たらない。
だから、僕は毎日を「ただやり過ごす」ことしかできない。
だけど、そんな僕にも、一瞬だけ心が緩む時間がある。
夜中、皆が寝静まったあと、小さな明かりの下で本を読むとき。
コーヒーの香りがふわっと鼻をくすぐる瞬間。
その一瞬だけ、地獄の炎が少しだけ弱まる。
それだけで、なんとか今日も生きている。
このブログを書いている理由は、誰かに理解されたいわけではない。
共感を求めているわけでもない。
ただ、書かないと自分が壊れてしまいそうだから。
言葉にしなければ、自分の存在が消えてしまいそうだから。
もし、ここまで読んでくれた人がいるなら、ありがとう。
あなたもきっと、何か抱えている人かもしれない。
苦しいね。
僕も苦しい。
でも、せめて今日だけは、生き延びてみよう。
明日が来るのが怖いけれど、今日が終わるのも怖い。
この地獄は、いつ終わるのだろう。
終わらないかもしれない。
だけど、終わりを信じることが、今の僕に残された、最後の希望かもしれない。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
↑今回もクリック応援お願いできませんか。
生きる励みになります。
よろしくお願いいたします。
うつ病をより多くの皆様に知っていただけたらと思います。
下段よりシェアしていただけたら嬉しいです。
#️⃣生きた記録病気怪獣と戦うウルトラマンになった3歳児
小児がんと難病の子から元気をもらう
良かったら読んでいただけたらと思います
少しでも生きる力をみいだせれば幸いです
https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
広告
私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
ひとりではどうにもならない時あるよね
私は大変だったんだ
