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KIZUNA  うつ病だけど もう少し 生きてみます。

障害2級 重度のうつ病日記 長男と家族の闘病余命宣告

うつ地獄ブログ― どうして生きているんだろう 728

朝、目を覚ました瞬間、重たい鉛のような感覚が胸を押し潰す。

眠っている間だけが、唯一、苦しみから解放されている時間だ。

 

目覚めとは、地獄への再入場。開いた目から差し込む光が痛い。

音も匂いも、すべてが現実を思い出させる。

そして、また問いが浮かぶ。

 

「どうして自分は生きているんだろう?」

この問いは、もう何年も前から自分の中に棲みついている。

気づいたらいつもそこにいる。

 

何かをしていても、誰かと話していても、ふとした隙間からこの問いが顔を出す。

「なぜ、まだ生きているんだ?」と、自分で自分に詰め寄るように。

 

生きる意味が見つからない。

生きている価値もわからない。

 

社会の一部になれず、誰かの役にも立っていない。

家族には迷惑をかけ、友人とは疎遠になり、仕事も続かず、ただ日々を耐えるだけの存在になった。

 

「生きていても意味がない」という感覚は、もう習慣のようになってしまった。

でも、それでも生きている。

 

どうしてなのか、自分でもよくわからない。

もしかしたら、怖いのかもしれない。

死ぬことが。

 

死の恐怖ではなく、「失敗すること」の恐怖。

自殺に失敗して、もっと深い地獄に落ちてしまうことへの恐怖。

 

あるいは、家族の顔がよぎるから。

迷惑をかけていると思っていても、彼らの心の中にぽっかりと空いた穴を想像すると、踏み込めない自分がいる。

 

それとも、ほんのわずかな希望が残っているのかもしれない。

いつか、少しは楽になる日が来るんじゃないかという淡い期待。

 

根拠のない空想のようなもの。

でも、それが心の底で自分をつなぎ止めているような気もする。

 

うつ病という病は、心の中のすべての色を奪っていく。

喜びも、楽しみも、感動も、ぜんぶ灰色になっていく。

 

何を見ても「無意味」だと感じる。

誰かの笑顔も、子どもの声も、美しい景色も、全部遠い世界の出来事。

 

自分には関係のないことだと、壁ができてしまっている。

「生きていればきっといいことがある」なんて言葉をかけられても、耳には届かない。

いや、届いても、それが自分に起こるとは思えない。

 

ただの空虚な理想論にしか聞こえない。

毎日、布団から起き上がるだけで一苦労。

 

顔を洗うのに20分かかる。食欲もない。

時計の針だけが勝手に進み、自分だけが取り残されていく。

 

世の中のすべてが前に進んでいるのに、自分だけが時間に縛られ、同じ場所で膝を抱えている。

 

ときどき、ふとした瞬間に涙が出てくる。

何かが悲しいわけじゃない。

 

ただ、苦しさがあふれて、止められなくなる。

誰かに抱きしめてほしい。

 

でも誰にも会いたくない。

助けてほしい。でも誰にも頼れない。

 

「どうして生きているんだろう?」

この問いの答えは、たぶん一生わからない。

けれど、問い続けること自体が、生きている証拠なのかもしれない。

 

本当に生きる意味があれば、こんなに苦しまないのだろう。

けれど、「意味がないから死ぬ」というほど単純でもない。

 

人間は矛盾に満ちた生き物だ。

生きたくないのに死にきれない。

 

死にたいのに怖くて逃げてしまう。

それを何度も何度も繰り返す。

 

でも、そうやって生き延びてきた。

小さなことでも、ほんの一瞬だけでも、心が少しだけ動いたことがあった。

 

それが記憶の中にほんのかすかに残っている。

家族の笑顔、昔の音楽、優しい言葉。

 

どれも今は遠いけど、それでもどこかに存在していた事実。

それが、わずかな支えになることがある。

 

「生きててくれてよかった」と言ってくれた人がいた。

たった一人でも、そう言ってくれた人がいたということ。

 

それを思い出すとき、少しだけ心が温かくなる。

でもその温かさも長くは続かない。

 

すぐにまた、うつの波が押し寄せてきて、すべてを塗り潰していく。

それでも、今日は生きている。

 

答えは出ていない。

出口も見えない。

明日が来るのが怖い。

でも、生きている。

 

それが今の自分の、ただ一つの事実。

これを読んでくれているあなたも、きっと同じような問いを抱えているのかもしれない。

 

「なぜ生きているのか」と悩みながら、今日も何とか耐えているのかもしれない。

もしそうなら、伝えたい。

 

「あなたは、今、生きていてくれている。」

それは、とても尊くて、とても大切なことだと、私は思いたい。


希望が見えなくても、言葉が浮かばなくても、「生きている理由がわからない」と思いながらでも、生きていていい。

 

それが、うつ地獄の中にいる者同士の、ささやかな祈りなのかもしれません。

 

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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。

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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。

 

ひとりではどうにもならない時あるよね

私は大変だったんだ