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KIZUNA  うつ病だけど もう少し 生きてみます。

障害2級 重度のうつ病日記 長男と家族の闘病余命宣告

うつ病で仕事ができない──そして退職した今 733

かつて、私は朝から晩まで働き詰めの日々を送っていた。

 

会社へ向かい、上司の理不尽な指示に耐え、同僚の顔色を伺いながら、ひたすら「ちゃんとした社会人」を演じていた。

 

どんなに疲れていても、心が悲鳴を上げていても、「社会人なんだから当たり前」「甘えるな」「もっと頑張れ」と自分に言い聞かせていた。

 

だが、ある日、身体がまったく動かなくなった。

会社に行こうとしても足が前に出ない。

 

電車に乗ろうとしたが、胸が締めつけられるように苦しくなり、その場で崩れ落ちた。

目の前がぼやけ、涙が勝手にあふれてきた。

 

何が起きたのか分からず、ただただ「自分が壊れてしまった」と感じた。

心療内科を受診した結果、医師から「うつ病」と診断された。

 

最初は信じられなかった。

「自分がうつ?そんなはずはない」「ただの甘えでは?」と否定した。

 

しかし、医師は静かに言った。

「あなたはもう限界を越えているんです。

 

休まないと、本当に取り返しのつかないことになりますよ」と。

その日から、私は休職することになった。

 

会社には診断書を提出し、医師の指示に従って自宅で静養する日々が始まった。

だが、「休む」ことがとても苦しかった。

 

何もしていない自分に罪悪感を覚えた。

社会から取り残されていくような感覚。

 

誰にも必要とされていないという孤独。

無力感と自己否定の渦に、私は深く沈んでいった。

 

休職期間中も、回復の兆しはなかなか見えなかった。

朝は起き上がることさえできず、食事もろくにとれない。

 

人と会うのが怖くなり、電話やメールにも一切応じられなくなった。

テレビの音ですら苦痛で、カーテンを閉め切った暗い部屋で、ただ時間だけが過ぎていった。

 

そのまま数ヶ月が過ぎ、会社からは復職の可否について連絡が来た。

しかし、そのときの私には「仕事に戻る」という選択肢がまったく見えなかった。

 

むしろ、会社のことを思い出すだけで動悸が激しくなり、吐き気を催す。

あの世界にはもう戻れない。

 

戻ってしまったら、今度こそ本当に壊れてしまう──そう感じていた。

悩みに悩んだ末、私は退職を決意した。

 

何年も勤めた会社。

生活の基盤であり、社会とのつながりでもあった場所を、自ら手放すというのは本当に怖かった。

 

しかし、「生きていく」ためには、手放さなければならなかった。

退職の手続きは、心の負担が大きすぎたため、代行してもらった。(下記に記載あるので確認だけでも)

 

私は電話一本さえかけることができなかった。

人と会話する気力がなかった。

 

情けなくて、惨めで、どこまでも自分を責め続けた。

今、退職して数ヶ月が経つ。

 

病状はまだ回復していない。

むしろ、社会的な肩書きを失った今、いっそう自分の存在価値が分からなくなることがある。「働いていない自分には、何の意味もないんじゃないか」と何度も思う。

 

でも、少しだけ心に余裕ができたことも確かだ。

毎朝、無理に起きて会社に行く必要はない。

 

誰かに怒鳴られることも、責められることもない。

何より、自分の感情に正直でいられる時間ができた。

 

それだけでも、退職した意味はあったのかもしれない。

うつ病で仕事を辞める」という選択は、今も正解だったのか分からない。

 

ただ、あのまま働き続けていたら、命を落としていたかもしれない。

そう思うと、やっぱり今は、これでよかったのだと思いたい。

 

社会の中では、「働いている人」が評価され、「何もしていない人」は無価値だと見なされがちだ。

 

でも、本当にそうだろうか。

たとえ何もできなくても、生きているだけで、意味はあるんじゃないか。

 

そう自分に言い聞かせるようにしている。

いまはただ、少しでも自分の心が穏やかになることを優先したい。

 

焦らず、比べず、自分のペースで生きる。

 

そんな生き方を、ようやく探し始めたところだ。

 

 

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https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547

 

医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。

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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。

 

ひとりではどうにもならない時あるよね

私は大変だったんだ