
うつ病になってから、気づいたら人生がすっかり崩れていた。
最初はただの疲れだと思っていた。仕事でミスが続き、集中力がなくなり、同僚の会話にもついていけなくなった。
それでも「自分が弱いだけだ」「努力が足りない」と自分を責め、無理に働き続けた。
だが、心と体は正直で、ある日、会社に行こうとした足が玄関から一歩も動かなくなった。
休職を余儀なくされ、職場との関係もぎくしゃくした。
気づけば職を失い、生活のリズムも崩壊した。
朝起きる意味を見失い、昼夜逆転の生活に陥り、周りからの視線が怖くなった。
家族の支えも素直に受け止められず、苛立ちや無力感から関係が壊れかけた。
「うつ病のせいで人生がめちゃくちゃになった」
そう思うとき、胸の奥に強烈な悔しさと喪失感が込み上げてくる。
あんなに努力して積み重ねてきたものが、一瞬で崩れ去ったように感じる。
夢も希望も手からこぼれ落ち、ただ空っぽな毎日だけが続く。
それでも生きている。
めちゃくちゃになった人生を、どうにか拾い集めながら過ごしている。
失ったものは多すぎて、戻らないことも知っている。
それでも、今こうして文字にしている自分がいる。
うつ病で壊れた人生の中に、それでもかすかに残っている「生きること」だけは、まだ手放していない。
