
うつ地獄 ― 抜け出せない朝
今日も目が覚めた。
目が覚めた瞬間に、胸の奥が重く沈む。
眠っている間だけは、ほんの少し現実から逃げられるのに、朝になるとまた地獄が始まる。
体が鉛のように重い。
頭の中では、「起きなきゃ」という声と、「もう何もしたくない」という声がぶつかり合う。どちらの声も弱々しく、結局、何もできないまま時間だけが過ぎていく。
窓の外は晴れているのに、心の中はどこまでも暗い。
光が痛い。人の声が遠い。
世界だけが生きていて、私だけが取り残されているようだ。
「大丈夫?」と誰かが言う。
でも、その言葉が遠くから聞こえるだけで、何も届かない。
大丈夫じゃないけど、大丈夫と言うしかない。
もう説明する力も、理解を求める気力も残っていない。
昼になっても、体を動かす理由が見つからない。
何をしても虚しい。食べることも、笑うことも、すべて演技のようだ。
心の中では、ずっと沈黙が鳴り響いている。
夜が近づくと少しほっとする。今日という地獄が、あと少しで終わると思えるからだ。
でも同時に、また明日が来るという絶望もある。
「どうして私は生きているんだろう」
その答えは、今日も見つからなかった。
