
朝、目が覚める。
それだけで胸が重くて、身体が沈んでいくような気がした。
今日を生きる理由なんて、何ひとつ見つからないまま布団の中で呼吸だけが続いていく。
「どうやって生きればいいんだろう」
その問いは、もう問いじゃなくて、呪文みたいに頭の奥で回り続けている。
答えが出ないことは分かっているのに、止められない。
外に出れば、世界は当たり前みたいな顔で動いている。
人は歩き、誰かは笑い、誰かは忙しそうに仕事の話をしている。
そのどれにも自分は属していない気がした。
まるで透明人間みたいに、この世界の端っこに置き去りにされている感じがして苦しくなる。
家にいても安心できない。
誰かのために強がらなきゃいけない気がして、
平気なふりをするのがもう限界なのに、勇気も出ない。
「弱音を吐けば迷惑になる」
そう思うと、黙り込むしかなくなって、ますます心が縮んでいく。
本当は、ただ少しだけ誰かに言ってほしい。
「ここにいていいんだよ」と。
その一言だけでいいのに、誰にも言えない。
言えないまま、また一日が終わろうとしている。
それでも、ほんの小さなことでもいいから、
“今日を終えていい理由”を探すようにしている。
窓から入ってきた冷たい風が気持ちよかったとか、
お気に入りの飲み物を少し飲めたとか、
誰にも気づかれなくても、自分だけはそういう小さなことを拾って
なんとか今日を耐える。
生きる理由は見つからない。
けれど、死なずにいられる理由は、
こんな小さなところに転がっているのかもしれない。
「どうやって生きればいいんだ」
今日も答えは分からないままだけれど、
それでも呼吸は続いている。
続いてしまっている。
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それなら――今日はただ、
生き延びるだけでも十分なのかもしれない。