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KIZUNA  うつ病だけど もう少し 生きてみます。

障害2級 重度のうつ病日記 長男と家族の闘病余命宣告

どうやって生きればいいんだ10  833

今日も、生き方がわからないまま一日が始まった。
朝の空気は冷たくて、胸の奥の重さは相変わらず動かない石みたいに居座っている。
布団から出る気力もなくて、スマホを握りしめたまま、ただ天井を見つめていた。

 

「結局、今日はどうやって生きればいいんだろう」
そんな言葉が、頭の中で何度もループして、答えなんてどこにも落ちていない。

 

でも今日はひとつだけ、昨日までより違うことをしてみた。
それは、「話す」ということ。

 

たったそれだけのことが、どれほど怖くて、どれほど勇気がいることか、
自分でもわかりすぎるくらいわかっている。

 

話したところで理解されないかもしれない。
否定されるかもしれない。
逆に傷つくかもしれない。

 

それでも、心の中が限界で、
一度くらい誰かに投げてみないと自分が壊れそうで、
気づいたら言葉が口から漏れていた。

 

「正直、もうしんどいんです」

相手は特別な人じゃない。
深い関係でもないし、全部を知っている人でもない。

 

ただ、「聞いてくれた」という事実が、
なんだか胸の奥に細い糸のように引っかかった。

 

理解なんてされなくていい。
完璧な答えなんていらない。

 

ただ、「ひとりじゃない」という感触が、
一秒でも心に触れたら、それだけで少し呼吸が楽になるんだと初めて気づいた。

 

苦しさはなくならない。
明日もきっと同じように重たい。
生きづらさだってそのままだ。

 

でも、生き方がわからないままでも、
せめて誰かに少しだけ寄りかかってみることはできるのかもしれない。
それが今日の、自分なりの「生き方」だ。

 

「どうやって生きればいいんだ」
その問いにはまだ答えはない。

 

けれど、話してみるという小さな選択が、
ほんの少しだけ未来を揺らしてくれる気がしている。

 

――今日の終わりに、ようやくそう思えた。

 

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