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KIZUNA  うつ病だけど もう少し 生きてみます。

障害2級 重度のうつ病日記 長男と家族の闘病余命宣告

うつ地獄日記――問いだけが消えない日々 853

朝が来る。
来なくていいと思っていた朝が、容赦なく来る。
目を開けた瞬間から、胸の奥に同じ問いが沈んでいる。
――どうやって生きればいいんだ。

 

答えはない。
探す気力もない。
それでも問いだけは、眠っている間も消えてくれない。

 

布団の中で、天井を見つめる。
何も考えたくないのに、頭は勝手に回り始める。

 

昨日と同じ後悔、同じ不安、同じ自己否定。
「また今日も、何もできないんだろうな」
その予感だけは、やけに正確だ。

 

誰かに説明できるほどの理由はない。
ただ、重い。

 

体も、心も、言葉も。
一歩を踏み出す前に、百の重りが足首に巻きついている感覚。

 

それを「甘え」と呼ばれたこともあるけれど、
これは意志の問題じゃない。
生きるための力そのものが、底をついている。

 

時間は進む。
時計の針だけが、やけに元気だ。

 

自分だけが取り残されて、世界は平然と回っている。
みんな、どうやって生きているんだろう。

 

どうやって、平気な顔をしているんだろう。
その方法が、どうして自分には一つも届かないんだろう。

 

問いは形を変える。
「意味はあるのか」
「価値はあるのか」
「いなくても、何も変わらないんじゃないか」

 

答えが出ないまま、問いだけが増えていく。
まるで部屋に積み上がる段ボールの山みたいに、
どれも開けられず、どれも捨てられない。

 

夕方になると、少しだけ焦る。
今日も終わってしまう、という焦り。

 

でも同時に、終わってほしいという願い。
矛盾した気持ちが同時に存在して、
その狭間で、ただ立ち尽くす。

 

夜。
静かになると、問いの声はさらに大きくなる。
「この先も、ずっとこうなのか」
「耐え続けるだけなのか」

 

未来を考えると、暗闇が伸びてくる。
だから考えないようにする。
けれど、考えない努力は、いつも失敗する。

 

それでも、今日もここに書いている。
問いが消えないことを、記録している。

 

答えがないままでも、問いを抱えたままでも、
こうして一日が終わった、という事実だけは残る。

 

生き方はわからない。
救いも見えない。

 

でも、問いだけが消えない日々を、
こうして言葉にしている自分がいる。

 

それが何になるのかは、わからない。

 

ただ今は、
問いを抱えたまま、今日を終える。

 

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