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KIZUNA  うつ病だけど もう少し 生きてみます。

障害2級 重度のうつ病日記 長男と家族の闘病余命宣告

誰にも理解されないんだ 874

――誰にも理解されない感覚で生きている――

誰にも理解されない感覚で、生きている。
そう言うと、大げさだとか、考えすぎだとか、寂しい人だとか言われる。
けれど、この感覚は言葉を投げられて消えるようなものじゃない。

 

目の前に人がいて、会話が成立していて、笑顔も作れているのに、
どこか決定的にズレた場所に、自分だけが立っている感じがする。

 

同じ日本語を話しているはずなのに、
同じ現実を共有しているはずなのに、
自分の中で起きていることだけが、いつも翻訳不能のまま残る。

 

苦しいと言えば、「休めばいい」と返ってくる。
つらいと言えば、「みんな同じだよ」と流される。

 

説明しようとすればするほど、
「そこまで深刻じゃないでしょ」と、現実の方が否定してくる。

 

理解されないことが一番きついのは、
孤独だからではない。

 

「自分の感覚が間違っているのではないか」と、
何度も自分自身を疑わされることだ。

 

この痛みは存在しないのか。
この重さは気のせいなのか。

 

そうやって、感じているはずのものを、
自分の手で削り落とすようにして生きてきた。

 

誰にも理解されない感覚で生きるというのは、
常に一人で証人になることだ。

 

自分の苦しみの存在を、
自分だけが知っていて、
自分だけが「確かにあった」と言い続けなければならない。

 

救いは、劇的な理解ではない。
完璧にわかってもらうことでもない。

 

せめて、「わからないけど、否定はしない」と
言ってもらえる場所があれば、それでいい。

 

今日も、誰にも理解されない感覚を抱えたまま生きている。
それでも、ここにこうして書いている。

 

この感覚が、確かに存在しているという証拠として。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 

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