
もう戻れない頑張れない人間の記録 その38
―「普通」に戻れない朝―
朝が来るたびに思う。
今日こそ少しは戻れるんじゃないか、と。
昔の自分。
目覚ましが鳴れば起きて、仕事に行き、笑って、疲れて、眠る。
当たり前の生活を回していた頃の自分。
でも今は違う。
目は覚めているのに、体が動かない。
布団の中で天井を見つめながら、ただ時間が過ぎていくのを待つ。
時計の針だけが、ちゃんと「普通」に進んでいる。
世界は何も変わっていない。
変わってしまったのは、自分だけだ。
「頑張れば戻れるよ」
「少しずつでいいから」
何度も言われた。
自分でも何度もそう思った。
でも、頑張るって何だろう。
歯を食いしばること?
無理して笑うこと?
泣きたいのを我慢すること?
それをずっと続けた結果が、今なんじゃないのか。
もう戻れない気がする。
あの“普通”だった自分には。
社会のレールから外れた感覚。
止まったままの自分と、進み続ける周り。
焦りと罪悪感だけが積み重なっていく。
家族がいる。
だからこそ、余計につらい。
支えられているのに、支えられない自分。
守られているのに、守れない自分。
「情けない」という言葉が、頭の中で何度も反響する。
でも今日、布団の中でひとつだけ思った。
戻れなくても、生きている。
頑張れなくても、息はしている。
それだけでいいと言ってくれる人は、
きっと少ない。
だからせめて、自分だけは言ってやりたい。
今日は起きられなくてもいい。
動けなくてもいい。
戻れなくてもいい。
それでも、ここにいる。
それが、今の自分のすべてだ。
――続く。
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