
「もうだめだ、何もかもおしまいだ」
その言葉は、ただの弱音なんかじゃない。
限界まで追い詰められた人間の、最後に残った声だ。
朝が来るたびに、絶望が更新される。
昨日より少しでも楽になるどころか、
「まだ続くのか」と思い知らされるだけ。
何をしても意味がない。
頑張ろうとする気力すら、もうどこにも残っていない。
頭では「やらなきゃ」と分かっているのに、
体は鉛みたいに動かない。
周りは普通に生きている。
笑って、働いて、未来の話をしている。
その中に、自分の居場所はどこにもない。
取り残された感覚。
壊れてしまった感覚。
もう戻れないという確信。
「もうだめだ」という言葉の裏には、
何度も何度も耐えてきた時間がある。
それでも壊れてしまった結果が、この一言だ。
何もかもおしまいだと思うほど、
本当は、ここまでよく耐えてきた証でもあるのに、
その事実すら、自分では認められない。
ただ、終わりにしたい。
この苦しさから解放されたい。
それだけが、頭の中を支配する。
――でも、その「もうだめだ」と思うほどの苦しさを、
こうして言葉にできている時点で、
まだ完全には消えていない部分も、どこかに残っている。
ほんのわずかでもいい。
今この瞬間だけでもいいから、
「完全に終わりきっていない自分」がいることだけ、
否定しなくていい。