
生き地獄闘病日記
朝、目が覚めた瞬間からもう負けている。
何もしていないのに、体は鉛みたいに重くて、息をするだけで疲れる。
昨日ちゃんと眠ったはずなのに、まるで一晩中、見えない何かに押し潰されていたみたいだ。
起きなきゃいけない。
分かっている。頭では理解している。
でも、体が動かない。
「動け」と命令しても、まるで他人の体みたいに反応しない。
布団の中で、ただ時間だけが過ぎていく。
時計の針の音がやけに大きく感じる。
一秒ごとに、「何もできていない自分」を突きつけられているみたいで、胸が締めつけられる。
やっとの思いで起き上がっても、そこに達成感はない。
ただ、「これだけで限界」という事実だけが残る。
外に出ることなんて、もっと無理だ。
人の視線が怖い。
普通に歩いている人たちを見ると、自分だけが壊れているように感じる。
同じ世界にいるのに、自分だけ別の地獄に閉じ込められている。
何もしていないのに、罪悪感だけが積み上がる。
「怠けているだけなんじゃないか」
「甘えているだけなんじゃないか」
そんな声が頭の中で何度も繰り返される。
でも、違う。
違うはずなのに、その声を否定しきれない。
気づけば一日が終わる。
何もしていない一日。
でも、確実にすり減っている一日。
夜になると、少しだけ楽になる気がする。
でもそれは、「また明日が来る」という絶望の前触れでもある。
眠るのが怖い。
起きるのがもっと怖い。
終わらない。
この状態には終わりが見えない。
ただ、生きているだけで消耗していく。
回復なんて実感はない。
あるのは、「今日も耐えた」という事実だけ。
これが、生き地獄だ。