今日も朝が来た。目を覚ますと、私の周りには灰色の世界が広がっていた。
布団から出るのも一苦労だった。
ぼんやりとした意識の中で、私はまたこの一日を乗り越えなければならないと感じた。
何もかもが重く感じた。
副作用での朝食をドカ食い後、ただ座って時間が過ぎるのを待った。
テレビの音も、本のページも、何もかもが私の心を引きつけることができなかった。
外に出ると、人々が忙しく動いている。
笑顔を見るたびに、私の心は更に沈んでいくようだった。
どうして彼らはこんなにも軽々しく笑えるのだろうか?私にはその力が欠けている。
昼食時、友人からの電話があった。
声を出すのも億劫な気持ちで出た受話器。
彼らは楽しそうに話しているが、私の心は遠くに行ってしまったようだった。
会話に参加することもできず、ただ聞き役に徹するしかなかった。
夕方になると、私の心はさらに暗くなった。このままずっとこんな状態が続くのだろうか、という不安が頭をよぎる。
もう一度眠りにつくことができれば、この一日が終わるのかもしれないと思うと、ベッドに向かうのも億劫だった。
夜、一日が終わった。私はまた一日を生き延びた。
しかし、その背負う荷物はますます重くなっていくように感じられた。
だけど、明日もまた朝が来る。
そして私は、息をして生きている。それだけが唯一の希望だ。
#️⃣子どもの病気 難病 余命
「こんにちは 悲しみ君」長編
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