重度うつ病ひとりにしてはいけないのは、最悪の結果を避けるためだ。
今日も朝から何もする気が起きなかった。
目が覚めた瞬間から、身体が重く感じられ、心には暗い雲が垂れ込めているようだった。
ベッドから出るのも億劫で、ただただ横になっていたいと思った。
けれど、日常生活を維持するために、何とか起き上がってシャワーを浴びることにした。
シャワーの水音が、少しでも心を洗い流してくれることを期待したが、やはりそれは無理だった。
シャワーの中で、何を考えていたかも思い出せない。
ただ、無意識のうちに涙が流れていたような気がする。
自分でも、なぜ泣いているのかわからない。
『もう、だめだ!なにもかもだめだ!生きるのがつらい』
そう、誰かが呟いてくる。
心のどこかが痛いのだ。
極度に落ち込むと、朝食も何も食べる気が起きなくなることがある。
食べ物の味も、何も感じられないような気がする。
でも、体が栄養を必要としていることはわかっている。
無理やり口にしたパンも、ただの味のない固形物に過ぎなかった。
外に出るのも億劫だったが、医師からの指示通り、少しでも外の空気を吸いに行くことにした。
公園に行ってベンチに座り、周りの景色を眺めた。
でも、それも何の感動もなく、ただ時間が過ぎるのを待つようなものだった。
帰宅後は、何もする気力もなく、ただベッドに横になっていた。
頭の中には、暗い念が漂っているようで、どうにもそれを振り払うことができない。
メールも、出る気力もなかった。
誰かと話したいという気持ちと、誰かに迷惑をかけたくないという気持ちが、心の中でせめぎ合っているようだった。
夜もまた眠れない夜だろう。
眠りにつくことができれば、翌日が少しでも楽になるかもしれないが、どうやっても目を閉じることができない。
過去の出来事や未来への不安が、頭の中をぐるぐると渦巻いている。
そして、その渦中に自分自身が取り残されてしまったような感覚に襲われる。
明日がどうなるか、どうなるべきか。そんなことを考える気力もない。
ただ、今日をなんとか生き抜くことだけが、精一杯の目標だ。
だけど、それさえも、どうにもならない時がある。
うつ病という闇の中で、ただただ彷徨う日々が、いつ終わるのか、見えない。
読んでいただいてありがとうございます。生きる励みになります。
#️⃣病気に負けないウルトラマンになった3歳児
長編
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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。これはボクの定番。
食べ物だけだとどうしてもカロリーオーバーで太ってしまって・・